関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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関西大学第一中学校で特別授業「南極教室」を実施しました。

  関西大学第一中学校で5日、特別授業「南極教室」を実施しました。

  「南極教室」は国立極地研究所主催のもと、地球環境や地球の歴史、さらには宇宙の謎にまで迫る南極観測の現在を知ってもらい、南極を通じて地球や宇宙のことを考えてもらうことを目的にした事業です。2004年に同事業が開始され、今年度は全国13校で展開されています。

  今回、授業を担当するのは、第59次南極地域観測隊として南極で越冬中の東野智瑞子隊員(本学第一中学校・高等学校教諭)。東野隊員は2017年11月に南極へ出発し、現地では地圏変動モニタリング観測に取り組んでいます。

  当日は、全校生徒とその保護者ら約850人が参加。昭和基地からの衛星中継で、南極での生活、基地の歴史や多様な設備、観測の様子をはじめ、極寒の地ならではの実験の様子などが紹介され、生徒らは目を輝かせながら聴講しました。東野隊員は「南極にはコンビニもテレビもないです。携帯電話も圏外です。けれど、本当の地球の美しさと自然の厳しさ、そしてそんな環境で生きていくための人間同士の絆がある。些細なことでも思いっきり楽しめる謙虚な暮らしの喜びがある」と南極での暮らしを語り、最後に「みなさんも色々なものに興味を持って、素敵な大人になってください」というメッセージを込めて、「The sense of wonder」という言葉を送りました。

  生徒らは「カップラーメンを外で作った実験が面白かった。凍って食品サンプルみたいになっていた」「基地は最初小さかったのに、短期間であれだけ大きくなったことがすごいと思った」と、南極から届けられた授業に感動した様子でした。




  • 関西大学第一中学校南極教室

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