関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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2017年度関西大学卒業式を挙行。6,356人の新たな学士が誕生しました。

  千里山キャンパスで20日、2017年度関西大学卒業式を挙行し、総勢6,356人が大学卒業という佳節を迎えました。

  式典では、各学部総代に芝井敬司学長から卒業証書・学位記が授与され、新たな学士が誕生しました。式辞で芝井学長は、「持続可能な開発のためのアジェンダ2030」の一節を紹介。さらに「2050年までに貧困のなくなった世界を見てみたいと思う」と述べたムハンマド・ユヌス氏の言葉とその功績について解説しました。「グローバル人材とは、地球の抱える課題にしっかりと向き合い、解決をめざして果敢に取り組んでいける人。すなわち「私たちの惑星」「同じ星に住む人間」として、自身のあり方や意識、行動を統御できる人のことをいうのでしょう」と述べると、最後にもう一度「真に重要な問題は、2050年になったとき、私たちがどのような世界で暮らしたいと思うか、である。そのときまでに私は、貧困のなくなった世界を見てみたいと思う」と、ユヌス氏の言葉を卒業生に投げかけました。

  つづいて池内啓三理事長は、人生100年時代構想について触れながら、「これから次世代を背負うみなさんに、どのように歩むのかしっかり考えてほしいという課題を与えます。充実して生き生きと生活を送るために、自ら学びの機会を求めてください。学習は一生涯必要。みなさん一人ひとりがその答えを出してくれることを期待します」と、学び続けることの重要さを伝えました。

   「将来、研究者になるわけでない多くの人間が大学で学ぶのはなぜか」。午前の部で卒業生総代として壇上に上がった垣内里咲子さん(政策創造学部)は、入学した当時胸に響いたこの言葉を紹介しました。そして、「大学では多くの出会いがあり、異なる価値観を知ることで、自分の世界が広がることを知った。私にとって大学での勉強は、新たな知識を得るというよりも、問題発見能力と思考する体力を鍛えることができた。実社会においては、この力こそ必要だと感じた。大学での学びは純粋に新しく楽しい物であったが、それで終わらせるわけにはいかない。より一層学び、精神力を鍛え、社会に貢献できるよう精進していくことが自分の存在意義だと思う」と力強い言葉で思いを伝えました。

  午後の部総代の福市彩乃さん(文学部)は、長年の夢であったアカデミックローブを着て、卒業式に出席できたことへの喜びを伝えました。さらにマハトマ・ガンジーの「世界に変化を望むなら、自らがその変化となれ」という言葉を挙げ、「(どんな困難な状況がこの先あったとしても)自分がその状況を動かす一手を打つその勇気として、この言葉を携えていきたい。私自身がこの世で見たいと思う変化となる。そんな人間をめざしてこれからも精進します」とさらなる飛躍を誓いました。

  雨がちらつくあいにくの天気のなか、キャンパス内では在学生たちが卒業生の門出を祝福しました。悠久の庭では、関西大学応援団が演舞を披露し、卒業生にエールを送りました。華やかな衣装を着た卒業生たちは、卒業の喜びを分かち合いながら最後の学生生活を笑顔で飾りました。


2017年度関西大学卒業式式辞(関西大学公式YouTubeチャンネル)




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