関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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文学部・小田淑子教授の最終講義を開催しました。

  千里山キャンパスで10日、文学部・小田淑子教授の最終講義「イスラームと宗教学」を開催しました。

  小田教授は、「宗教学」「イスラム思想」を専門とし、国内外でイスラームをはじめとする宗教学の知見を広めました。1997年に同学部助教授に着任。さまざまな組織での要職を歴任し、日本のイスラーム研究の第一人者として長年にわたり教育・研究活動に従事してきました。

   冷たい雨が降りしきる中、教室に入りきらないほどの学生・教え子・教職員らがつめかけた最終の講義。冒頭で小田教授は「最終講義のこの日を迎えられたことを有難く感じています。恵まれた研究生活を送れたのは周囲のお力添えがあったからこそ。あたたかく見守っていただいたことに感謝申し上げます」と謝意を述べ、講義はスタートしました。

  小田教授は時折思い出話を織り交ぜながら、自身の研究のすべてを熱弁。イスラームに関する研究を始めることになったきっかけや、研究にまつわるエピソードをなども明かされました。そして、「日本の宗教である神道を論理として説明する必要がある。宗教学の問題として世界的な視点で考えていかなければならない。それをこれから研究していきたい」と次なるステージへの意欲を示しました。

  学生から「今までありがとうございました」という感謝の言葉とともに贈られた花束を笑顔で受け取り、盛大な拍手のなか講義は終了しました。

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