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TOPICS日常の出来事

千里山キャンパス関西大学博物館で19日から21日の3日間、「第3回関西大学建築学科卒業設計展覧会」を開催しました。
本展覧会では、今春卒業予定の環境都市工学部建築学科を学生たちの4年間の成果として全26作品の卒業設計作品が展示されました。学生たちは、昨年の秋頃から作品コンセプトを思案し、写真や文献の収集を行い具体的な内容を固めてきました。そして、自身の思いや考えをまとめ、出来上がったものが、今回展示するパネルや模型です。会場にいた都市設計研究室の栄玲央名さんは、「最後の2週間は、後輩たちにも手伝ってもらいながら完成させました。建築は責任のある仕事。さまざまなことに興味を持って、問題意識を持つことで、作品に説得力が出ると思います」と卒業設計の大変さと建築への思いを話しました。
また、学内プレゼンで最優秀賞になった都市設計研究室の畑崎萌笑さんは、「アニメソッドのすゝめ」というタイトルで、村野藤吾氏の師匠である渡辺節氏が設計した千里山の吹田市立佐竹台小学校のリノベーションを企画。「宮崎駿氏の世界に感化され、アニメーションの構成を参考に、子どもたちのための新しい空間を作りました」と目を輝かせながら、「従来の箱型の校舎ではなく、教室と廊下の境目をなくし、収容人数、機能に合わせて教室・空間が変更できる校舎を考えました。自由な動線を組むことで他教室とのコミュニケーション接点ができ、また、外と中の線をつなげることで、より広い空間、季節を感じることができるようになっています」と作品について熱く語りました。
畑崎萌笑さんの作品「アニメソッドのすゝめ」
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