ブータン王立大学ジグメ・ナムゲル工科大学の学長が本学を訪問しました。

  千里山キャンパスで19日、ブータン王立大学ジグメ・ナムゲル工科大学のアンデュ・デュクパ学長が、2017年度文部科学省「日本型教育の海外展開推進事業（EDU-Portニッポン）」応援プロジェクトの一環で本学を訪問しました。

  ブータンでは、機器メンテナンスのできる機械技術者が不足しています。要因として、理工系カレッジに機械工学科がないためとされ、2年前から設置に向けて意見交換が行われてきました。本学ではシステム理工学部の倉田純一准教授が中心となり、本年7月の開設に向けて支援を行っています。

  当日は、元本学教員で現在ジグメ・ナムゲル工科大学において教鞭をとる緒方正則氏、EDU-Portニッポンを共に進めるNPO法人国際建設機械専門家協議会白井一氏も同行し、システム理工学部・大橋俊介教授の電気機器研究室や前田裕教授の電子制御研究室を見学。さらには、環境に配慮した本学排水処理場も視察し、担当者の説明に一行は熱心に耳を傾けました。

  その後は、芝井敬司学長および寺内俊太郎校友会長のもとを訪れ、今後の本学との連携や、ブータン初の機械工学科設立について積極的な意見交換が行われました。