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1月15日から千里山キャンパスにて、関西大学博物館2017年度冬季テーマ展として「関西大学と村野藤吾 設計図・建築写真・絵画」展、ミニテーマ展として「本山コレクションからみる日本列島の石器とその石材」「『津田秀夫文庫』調査速報展 ~近世摂河の村々の支配と暮らし~」展を開催しています。
「関西大学と村野藤吾 設計図・建築写真・絵画」では、建築家の村野藤吾氏が設計に携わった関西大学第一高等学校、第一中学校の校舎を中心に取り上げています。村野氏は、1949年から1980年に千里山キャンパスのおよそ40棟の設計に関わり、その約半数が現存しています。今回は村野氏の設計図、建設当時の写真、松浦莫章氏の油絵(第一高等学校所蔵)を通して、関西大学の歴史の一部を解説しています。
「本山コレクションからみる日本列島の石器とその石材」では、当館所蔵の「本山彦一蒐集考古資料(通称本山コレクション)」の中から「石器資料」に着目し、さまざまな石材や石器を展示しています。現在ではあまり見慣れない石器ですが、実は人類が誕生してから現在までに最も長く使用され続けた道具の一つです。北海道から九州まで幅広く集められたコレクションの中から、その使用石材を通して見える各地域の特徴を紹介しています。
「『津田秀夫文庫』調査速報展 ~近世摂河の村々の支配と暮らし~」では、古文書群『津田秀夫文庫』のこれまでに蓄積されてきた調査研究を基に、古文書に記された内容から近世摂河の村々の支配と暮らしについて紹介。同文庫は、本館古文書室で所蔵しており、文学部の故津田秀夫教授から一括寄贈されました。その中心は、現大阪府下の諸地域の幕藩体制下での支配体制や、またその下で暮らす人々の様子がわかる貴重な史料。当館主催での本史料を用いた展示は、寄贈を受けて以来初めてとなります。
本テーマ展は、2月15日(木)まで開催(日・祝休館 ※1月31日(火)~2月8日(木)を除く。開館時間10:00~16:00)。貴重な資料をぜひご覧ください。
関西大学と村野藤吾 設計図・建築写真・絵画(関西大学博物館のウェブサイト)
本山コレクションからみる日本列島の石器とその石材(関西大学博物館のウェブサイト)
『津田秀夫文庫』調査速報展 ~近世摂河の村々の支配と暮らし~(関西大学博物館のウェブサイト)
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村野氏が建築した校舎
日本列島の各地で発見された石器
『津田秀夫文庫』の史料
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