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千里山キャンパスで14日、政策創造学部創設10周年記念シンポジウム「大阪-現代都市問題の課題と展望」を開催しました。
政策創造学部は今年4月に創立10周年を迎えました。開会式辞では、同学部長の小西秀樹教授がこの10年間の歩みについて感謝の言葉を述べ、今後の発展を誓いました。祝辞では、芝井敬司学長が同学部開設にあたり、当時学部名の検討などに携わった思い出話を披露。そして「政策創造学部生であることに自信を持って何事にも取り組んでください」と学生らにエールを送りました。つづけて池内啓三理事長が同学部開設にあたった経緯を説明し、「政策創造学部には“考動”して創造する学生を育成するという思いが込められている。学部の現在を、そして未来をみなさんが創っていくことを願っています」と期待を込めました。
第1部の講演では、鈴木亘氏(学習院大学・経済学部教授)および佐野章二氏(ビッグイシュー日本代表・CEO)が登壇。鈴木氏は「西成特区構想とそこから見える大阪改革のあり方」をテーマに、2012年から約4年間にわたり大阪市特別顧問として同構想に携わった経験談を踏まえ、「まちづくりは、官民協働の仕組みをつくり、まちの人々が全員で話し合っていくことが大切です」とまちづくり改革を進めるポイントを伝えました。
続いて、佐野氏は「『自助型の応援』から政策提案へ ホームレス問題・支援の多様な展開」をテーマに、日本におけるホームレスの現状を解説し、ビッグイシューの活動を通した生活困窮者への自助型応援プログラムの取り組みを紹介。また、ビッグイシューで誌面の販売に携わる二人のゲストが登壇し、「生活が貧しく、ホームレスになりそうになった時ビッグイシューに助けられました。助けてほしいと言えない人はたくさんいます。助けてほしいと言わなくても助けることができる大阪になってほしいです」と力のこもった言葉で訴えかけました。
第2部では、両氏に加え岡本哲和教授、白石真澄教授をパネリストとして討論会を実施。副学部長の石田成則教授による司会のもと、活発な議論が展開されました。
小西秀樹教授
芝井敬司学長
池内啓三理事長
鈴木亘氏
佐野章二氏
佐野氏と二人のゲストスピーカー
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