KANDAI
TOPICS日常の出来事

千里山キャンパスで24日、人権問題研究室が第92回公開講座を開催し、「近代スポーツとジェンダー・セクシャリティの政治」をテーマに、文学部の井谷聡子助教が登壇しました。
まず井谷助教は、2020年東京オリンピックの開催に向けた新国立競技場の設計や建設費用、熱帯雨林の違法伐採による木材調達などの問題について触れるとともに、「スポーツメガイベントに関する研究不足」を指摘しました。
続けて、オリンピックにおける女子競技導入の歴史を辿りながら、オリンピック開催をジェンダー・セクシャリティの観点から解説。「近代スポーツの根底には、ジェンダーとセクシャリティの問題として、セクシズム、性別二元制、シス・ヘテロセクシズムの3点がある」と述べたうえで、「2020年の東京オリンピックを迎えるにあたり、フェミニズム理論やクイア理論によりクリティカルに分析することが必要」と締めくくりました。
- ホーム
- 関西大学について
- 大学広報・プレスリリース
- トピックス 一覧
- トピックス 詳細