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イノベーション創生センター1周年記念シンポジウム 「イノベーションとビジネスチャンス」を開催しました。

  千里山キャンパスで13日、イノベーション創生センター1周年記念シンポジウム 「イノベーションとビジネスチャンス」を開催しました。同センターは、産学官連携によるイノベーション創出の拠点として2016年に設置。現在、センター内「実験・研究エリア」への入居率は9割を超え、企業をはじめとするさまざまな外部機関との共同研究が進められています。また、若手起業家による学生向け講演会や起業サポート講座を複数開催するなど、ベンチャー支援およびアントレプレナーシップ育成にも継続的に取り組んでいます。

  本シンポジウムでは、まず基調講演として、我が国の電子認証等ネットワークセキュリティ環境の整備を実現させた川島昭彦氏(ビー・ユー・ジーDMG森精機株式会社代表取締役社長)が、「事業創生の楽しさ、難しさ」をテーマに登壇。川島氏は、技術革新が加速度を増して進んでいる状況を俯瞰しながら、「そのスピードはますます上がる。自動車の自動運転技術のように、生きている間に起こらないだろうと思っていたことが実現する可能性がある」と述べ、「事業を創造するためには、世の中や物事を見極めることが重要」と続けました。また、「事業創造は、より良い世界を創ることにつながる。技術革新の先で世界がどのように変化していくか想像するとわくわくする。そこに面白さがある」と、持論を展開しました。

  続いて、本学システム理工学部の小谷賢太郎教授が、同センターにおける研究プロジェクトの成果と今後の見通しについて紹介。緑内障の早期発見を行うためのツールとして、医療関係者の期待を集める新しいポータブル視野測定システムの概要を解説し、「2019年春の製品化を目標に開発を進める」と先を見据えました。

  さらに、イノベーション創生センター長の石川正司教授(本学化学生命工学部)をコーディネーターとして、パネルディスカッション「イノベーションをいかに起こし、いかに育てるか」を実施。川島昭彦氏、寳川厚司氏(株式会社カネカFoods&Agris Solutions Vehicle 新規素材企画グループ幹部職)、産学官連携センター長の谷弘詞教授(本学システム理工学部)、西岡健一教授(本学商学部)の4人をパネリストに、イノベーションによる今後のさらなる事業促進に向けた意見交換を行いました。

  同センターは今後も、共同研究プロジェクトの創生・拡充および各種セミナー・交流会の企画等を通して、産学官連携の活性化とベンチャー支援・人材育成に取り組んでいきます。




  • 1周年記念シンポジウム
    川島昭彦氏

  • 1周年記念シンポジウム小谷賢太郎教授

  • 1周年記念シンポジウム石川正司教授

  • 1周年記念シンポジウム寳川厚司氏

  • 1周年記念シンポジウム谷弘詞教授

  • 1周年記念シンポジウム西岡健一教授

  • 1周年記念シンポジウム