関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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日常の出来事

  • 国際交流・留学

中国・四川メディア学院の学生・教員が来日しました。

7月2日から8日の期間、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)日本・アジア青少年サイエンス交流事業「さくらサイエンスプラン」の一環として、中国・四川メディア学院の学生9人および研究者1人、教員1人の計11人が本学を訪問しました。

「さくらサイエンスプラン」は、アジア地域と日本の科学技術の発展に貢献することを目的に、産学官の緊密な連携によって、未来を担うアジア地域と日本の青少年が科学技術の分野で交流を深めることをめざす取り組みです。短期的に優秀なアジア地域の青少年を日本に迎え入れ、日本の最先端の科学技術への関心を高めることで、日本の大学・研究機関および企業が必要とする海外からの優秀な人材の育成を進めています。
四川メディア学院から本学への受け入れは3回目で、本学の研究推進部URAと国際部が連携して企画を立案・申請し、採択されました。

2日に来日した一行は、翌3日から活動を開始。留学生別科の見学と別科生との交流後、千里山キャンパスに移動して社会学部の三浦文夫教授の研究室を訪問しました。日本の過去の音楽アーカイブ研究を行っている同研究室ならではの最新設備に、一行は感嘆の声をあげながら歩みを進めました。

5日には、高性能リチウムイオン電池研究を行っている化学生命工学部の石川正司教授の研究室を訪問。同研究室の大学院生による解説で、イノベーション創生センターにある最先端の装置を見学し、中国の学生たちは初めて見る装置に感動する場面も。
午後からは、人間健康学部の浦和男准教授の企画による落語講義を実施。落語は本学卒業生で落語家の桂米輝さんが、「動物園」と「手水回し」の2題を披露。米輝さんの日本語と英語交じりの落語に、国際部職員が中国語で解説すると、学生たちは時折笑い声をあげ、噺に夢中になりました。

6日には、高槻キャンパスの総合情報学部を訪問。林武文教授と同研究室の学生によるゲームソフトのプログラミング実習では、一人ひとりプログラミングを体験し、実際にソフトを動かしました。その後、久保田賢一教授の研究室の学生たちと昼食を取りながらの交流会を実施。昼食後講義室に移り、同研究室の研究テーマを日本人学生がすべて英語で発表し、中国の学生たちと活発な議論を交わしました。

学外研修では、関西テレビの生番組のスタジオ見学をはじめ、木造建設の代表としての姫路城、最先端科学のSPring8、SACLA、大阪市立科学館の見学を行い、日本の文化と科学技術に触れました。最後となった7日の夜は、「平成OSAKA天の川伝説」を見学し七夕を体験。大川に浮かぶ幻想的な天の川の光景を楽しみました。




  • さくらサイエンスプラン留学生別科の見学

  • さくらサイエンスプラン三浦教授研究室

  • さくらサイエンスプラン石川教授研究室での研究紹介

  • さくらサイエンスプラン桂米輝さんの落語風景

  • さくらサイエンスプラン林教授によるプログラミング実習

  • さくらサイエンスプラン久保田教授研究室