KANDAI
TOPICS日常の出来事

本学ではすべての構成員の人権意識を高めるため、学内外関係者の協力を得て、独自の人権啓発行事を実施しています。全7回に及ぶ春季人権啓発講演会もいよいよ最終回を迎えました。
6日に千里山キャンパスで開催された第7回の講演テーマは、「スポーツ・メガイベントの政治~ジェンダー、セクシュアリティ、反帝国主義、反植民地主義の視点から~」。
講師のヘザーサイクス氏(トロント大学オンタリオ教育学研究所准教授)は、オリンピックというスポーツ・メガイベントがもたらす社会への負の影響を指摘。ヘザー氏はバンクーバーやロンドン、ソチオリンピックに関する最近の研究を例に挙げながら、一時的に開催国の土地と人々を植民地化する側面や人種差別、性の問題などについて解説しました。
なかでもオリンピックを通じて見えてくる"ホモナショナリズム"を、単一の問題のみを扱う政治ではなく、"Politics of solidarity(連帯の政治)"として捉えることの重要性を強調。また、日本とアジアのスポーツ活動家と研究者たちが、すぐそばに迫る平昌や東京オリンピックに関連して、「性」や「反植民地主義」といった問題についてどのように考えているのか、そうした動向にも注目していきたいと述べました。
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