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イノベーション創生センターで、「イノベイターズトーク」(全4回)を開催しました。

千里山キャンパスで14日、起業支援に取り組むイノベーション創生センターが、「イノベイターズトーク」を開催しました。5月10日から始まった本イベントは、ベンチャースピリットに富んだ人材育成を図るべく、若手起業家を学内に招いて学生と交流する全4回のトークイベントで、講師には20代から30代に起業し、ビジネスの第一線で活躍中の若手起業家4人を"イノベイター"として招聘。

第4回目は、夢見る株式会社代表取締役の重見彰則氏を迎え、「20代での起業と教育改革への挑戦」をテーマに実施しました。重見氏は2008年に本学総合情報学部を卒業した後、4年半のコンサルティング会社勤務を経て、2012年に起業しました。自身の就職活動を振り返り、「自分がどんな企業に向いているか見極めるために、インターンシップに行くことが重要。私は、1を10にするより、0を1にするほうが好きだと分かった」と説明。

起業したきっかけについて、「結婚を機に家族と共に過ごす時間の確保とワークライフバランスについて考えるようになった。転職活動も考えたが、家族の後押しがあって起業を決心した」、「教育事業を立ち上げたのは、学生時代と社会人の経験から。自分の原体験からこのサービスや事業が必要だという思いがあると、周囲の人からの応援を得やすい」と、学童保育と英会話スクールをベースに事業を始めた理由を伝えました。

また、重見氏は、起業1年目に1,000万円の赤字を計上したことに触れ、学童保育事業の課題を分析し、事業の収益性を改善すべく実施した施策や、ビジネスプランコンテストでの優勝をきっかけに人との出会いが増え、補助金を獲得できたことなど、事業を軌道に乗せるまでのプロセスを紹介。

最後に、参加した学生らに、「起業するために重要なのは、情熱と専門性。熱い思いがある人は、さまざまなことに挑戦してほしい。好きなことがある人はそれを磨いてほしい。失敗は悪いことではない。学びと捉えて、一歩踏み出すことで好転する」とエールを送りました。




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