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イノベーション創生センターでは、「イノベイターズトーク」(全4回)を開催しています。

千里山キャンパスで15日から、起業支援に取り組むイノベーション創生センターが、「イノベイターズトーク」を開催しています。 本イベントは、ベンチャースピリットに富んだ人材育成を図るべく、若手起業家を学内に招いて学生と交流する全4回のトークイベントです。講師には20代から30代に起業し、ビジネスの第一線で活躍中の若手起業家4人を"イノベイター"として招聘。

17日の第2回目は、2015年7月に株式会社UPQ(アップ・キュー)を設立した、代表取締役の中澤優子氏を迎え、「家電をつくる、ということ。−つくって売り、またつくるを繰り返す−」をテーマに実施しました。

大学卒業後、カシオ計算機株式会社で携帯・スマートフォンの商品企画に携わってきた中澤氏。退職後はカフェの経営という一見畑違いのビジネスをしながらも、店舗が秋葉原にあったこともあり、「ものづくり」への意外なつながりが。「秋葉原はよく知られているように電化製品の町。さらに、隣駅の御徒町は、革小物や貴金属の町。どちらの地域にも共通する『ものづくり』に関することがいろいろ聞こえてくる」という環境のなか、IoTやベンチャーの情報もより身近になり、起業へとつながっていきました。

「遊び心−心をくすぐるワンポイント−」をテーマとして、現在までにUPQが出した製品は、41種64製品。「スペック競争、価格競争などの結果、大きな企業ほど保守的になって無難な製品に落ち着く傾向になり、楽しいものづくりができなくなっている。やってみようと思ったことが自由にできるのもベンチャーならでは」と語り、UPQの製品の特長として、カラフルなシーズンカラーを取り入れていることを紹介。「ブランディングがしっかりしていて、製品自体に魅力があれば、売れる」と自信をみせ、実際に多くの取引先から声をかけてもらっていると話しました。

「儲けたい、というだけではない。ものをつくるのは楽しいんだよ、ということを伝えたい」、「次は一体、何が出てくるんだろう、と期待してもらえるものづくりをしていきたい」と中澤氏。
参加した学生たちに、「頭を使って知恵をしぼる。起業をするかしないかは別として、そのような仕事観を持って働いてみては」とアドバイスする言葉には、自らの思いをビジネスとして形にできているからこその説得力がありました。




  • イノベイターズトーク

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