関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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ボランティア体験ツアー・淀川掃除を実施しました。

淀川河川公園で16日、ボランティアセンター学生スタッフら総勢約70人が、本学校章のデザインにもなっている葦の葉と深いつながりを持つ、淀川の春の大清掃を実施しました。

新年度開始と同時に、本学創立131年目の歴史が刻まれ始めています。この長き歴史と伝統の象徴のひとつ、本学校章の由来をみなさんはご存知でしょうか?
本学の校章は、旧字体の「大学」の二字を「葦」の葉が支えています。葦は古代より大阪湾や淀川に生息してきた、大阪を象徴する植物であり、また昔、葦と稲穂が豊かに茂った美しい国と表現された日本を象徴する植物でもあります。さらに、フランスの哲学者・パスカルによって残された「人間は考える葦である」という言葉から、葦は知性をも象徴する植物と言われています。周知のとおり、本学は大阪に根付いた大学であり、大阪を貫流する淀川の絶えぬ流れに、風雨に耐えて根強く生い繁っている葦の葉は、1886(明治19)年関西法律学校として創立され、年月とともに発展してきた本学の質実剛健の気風を表わしたものであると伝えられています。

そんな誇りある校章のもとに集い、日々勉学・課外活動に励む学生たちが、原点ともいえる淀川の美化に貢献する。このボランティア活動には、単なる社会貢献のみならず、伝統の継承という隠れた意味も兼ね備えているといえるかもしれません。ボランティアセンターでは、こうした清掃活動を2007年から年数回にわたって、同センター学生スタッフと有志の学生を中心に実施してきました。11年目を迎えた今年も、暖かな陽気のなか学生たちは、額に汗を滲ませながら河川敷のごみを回収。同センター学生スタッフの白土雄貴さん(環境都市工学部3年次生)は、「いろんな人と交流することができて楽しかった。また活動を通して社会問題にも触れることができ、自分の意識改革が図れたので、とても良い経験になった」と、達成感溢れる笑顔で活動を振り返りました。

ボランティアセンターでは、学生のボランティア参加のきっかけとなるようなプログラムをさまざまな形で運営・実施しています。詳しくは、ボランティアセンターウェブサイトをご覧ください。

  • 淀川清掃
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