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教育開発支援センターが第10回交渉学ワークショップを開催しました。

千里山キャンパスで25日、教育開発支援センターが第10回交渉学ワークショップを開催しました。

「交渉学」とは、話し合いを通して、双方のメリットを考えながら信頼関係を構築し、win-winの合意形成をいかに行うかを考える学問であり、近年ビジネスリテラシーの一つとして注目されつつあります。このワークショップは、アクティブ・ラーニングを促進する交渉学を学びたい学生や一般社会人などを対象に、関西地区でのさらなる「交渉学」の普及および啓蒙活動の一環として開催しました。

当日の午前の部では、亀井直人氏(特定非営利活動法人日本ファシリテーション協会理事)を講師に迎え、さまざまな価値観や目標を持つ人々・組織が、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組みを疑似体験するカードゲーム、「2030SDGsワーク」に挑戦。このゲームを通して、交渉学の基礎となるクリティカルシンキング、クリティカルリーズニングによる判断力や意思決定能力を養いました。午後の部では、「交渉学の領域における広義のアクティブ・ラーニング」をテーマに、学生たちが主体となってワークショップを実施。授業でラーニングアシスタントとして活躍する学生と受講生がチームを組み、「楽しみながら肌で感じる交渉学」や「見方の違いを考える」などの各セッションに分かれて、さまざまな角度から交渉学について実践的に学びました。

教育開発支援センターで指揮を執る、山本敏幸教授は「開催運営に関わった学生たちは、自らが開発したオリジナルコンテンツを使って交渉学のワークを工夫できるまで成長しました。日頃のラーニングアシスタントとしての経験を生かし、ワーク中は参加者に温かく接して信頼関係の構築を実践し、また、グループに対する気配りもいたるところで見受けられるようになりました。さらに、今回は、運営面においても自主的に関わり、主体的なアクティブラーニングの実践もかなり進化してきたように感じました。これからの益々の活躍が期待でき、うれしい限りです」と、本ワークショップにおける学生らの取り組みについて語りました。

  • 交渉学ワークショップ
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