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大同生命寄付講座「関西中小企業の活性化と経営革新セミナー」(1日目)を開催しました。

梅田キャンパス"KANDAI Me RISE"で18日、2016年度特別公開講座として、2日間にわたる大同生命寄付講座「関西中小企業の活性化と企業革新セミナー」(1日目)を開催しました。

大同生命保険株式会社が手掛けるこれら寄付講座は、同社が創業100周年を期に、「中小企業の継続的な発展を応援していきたい」という思いを伝える取組みとして、2002年度から全国各地で開催しているものです。本学でも初年度から同社の支援を得て、関西における中小企業の現状と問題点を探り、活性化と経営革新をめざす経営者のみなさんを対象とした特別講座を開講しており、今年で15回目の開催を迎えました。
今回の特別講座ではイノベーションをテーマに、ものづくりベンチャーとサービス型ベンチャーのそれぞれの創業者の思いとともに、企業経営における支援機関の紹介や海外進出のためのシリコンバレー活用法についても取り上げ、経営や事業革新の参考にしてもらうことを狙いとしています。

1日目の講師は、2009年に"超"モノづくり部品大賞で大賞を受賞するなど、近年中小企業界で注目されている高野雅彰氏(株式会社DG TKANO代表取締役)と、インターナショナル・ビジネス・デベロップメントの専門家として活躍中の潮尚之氏(ITPC代表、JETRO中小企業海外展開現地支援プラットフォーム・コーディネーター)。高野氏は、「中小企業の『創造力』が社会課題を解決する」をテーマに、まずは代表的な商品「Bubble90」の誕生秘話や、国内外での展示会の様子を紹介。さらに、営業や組織づくりなど、企業経営の中で次々と発生する諸課題をどのように解決してきたかについて、自身の経験に基づいて解説しました。

つづいて潮氏が、「グローバル展開における中小企業の課題発見方法-シリコンバレー進出の可能性-」をテーマに登壇。シリコンバレーを軸に活動する潮氏ならではの目線で、同地の特徴や現地で流行している最新技術などを説明しながら、日本の中小企業進出のヒントや実例を提示しました。また大学発ベンチャーの話題では、会場で聴講していた環境都市工学部の滝沢泰久教授を急遽壇上に呼び寄せるという演出を織り交ぜながら、滝沢教授と潮氏がともに手掛けた本学発ベンチャーの事例として、「スマートファインダー」(スマートフォン等の無線ネットワークを用いた位置情報センサー)が紹介されました。

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