関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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第21回「関西大学先端科学技術シンポジウム」を開催しました。

千里山キャンパスで19・20日、第21回関西大学先端科学技術シンポジウム「科学・技術とwell-being~よりよいあり方を考える~」を開催しました。

舞台となった千里山キャンパス100周年記念会館は、特別講演の会場であるメインホール、分野ごとに講演・発表が行われる6つのセッション会場、学生らによる合計113件に及ぶポスターセッションが繰り広げられたホワイエなど、いずれの会場も最先端の研究に興味を寄せる多くの人で埋めつくされました。

特別講演では、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院の札野順教授が「新しい時代の科学技術倫理~人と組織のwell-beingを高める倫理~」をテーマに登壇しました。札野教授は、従来からの「してはならない」ことを強調する予防倫理中心の科学技術倫理教育の重要性にも触れつつ、近年は技術者として何をめざし、何をすべきかという「志向倫理」の必要性が強調されている現状を概観。倫理の本質を「well-being(よく生きること)=幸せ」と示した札野教授は、「"自分自身が何のために生きるのか"を考える」ことの重要性を説きました。さらに、「こうした教育をすべての人を対象に展開していく必要がある」と、新たな教育システムの構築についても言及し、「若い世代にもこの大切さをしっかり伝えていきたい」と述べました。

札野教授の講演を皮切りに、複数の会場で開催された各セッションおよびポスターセッションでは、各研究チームの1年間の成果が次々に披露され、先進的な技術等に対して、聴講者らは「社会や企業内における課題解決につながれば」と、するどい視線を注ぎながら熱心に耳を傾けました。

  • 先端科学技術シンポジウム
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