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エクステンション・リードセンターが春川正明氏による講演会を開催しました。

千里山キャンパスで11月29日、エクステンション・リードセンター主催による講演会を開催し、メディア業界に関心を持つ学生ら約100人が聴講しました。講師には本学OBで、現在讀賣テレビ放送報道局解説委員長を務める春川正明氏を招きました。

春川氏は登壇するや否や、「こんにちは!」と力強く学生らに声をかけるも、返ってきたのは元気のない声。「最近の関大生は真面目なのはいいけど、おとなしすぎる。他大学に負けててはダメ」と檄を飛ばすところから講演はスタートしました。 この日、「21世紀社会におけるメディア業界の今後の課題と将来性」をテーマに春川氏は、まず入社前から現在に至るまでの経緯や報道という仕事の魅力について、時折学生に意見を求めながら説明。現地リポートから番組作り、さまざまな仕事のエピソードを紹介しながら、「ものすごく厳しい世界ではあるが、テレビ報道の仕事ほど楽しい仕事はない」と繰り返し強調しました。

そんな春川氏は、業界の展望について「自身が入社した時代とは大きく変わっているが、テレビ業界の将来が暗いなんてことは絶対にない」と語り、ネットメディアの影響などについても触れながら、情報を伝えることの責任やメディアの社会的役割について言及しました。テレビ業界の就職倍率が激しいという話題では、「最後に残る人間はどこの社も同じ。面接する方も、"この人と働きたいかどうか"という点を見ている。"この仕事をしたい""自分を採用してくれ"という熱意を持って、しっかりと思いを伝えてほしい」と業界への就職をめざす学生にアドバイス。普段から新聞を読んでいるかどうかの話題に移ると、「慣れないうちは苦労するだろうけど、ぜひチャレンジしてほしい。世の中を知ることも大事だが、知ろうとする姿勢こそが最も大事」と話しました。

また質疑応答では、「こういったところで手を挙げなければ就職競争に勝ち残れない」という春川氏の振りに誘われるかのように、学生らからは続々と質問の手が。テレビ報道のあり方やアメリカの政治問題などの難しい質問にも、春川氏は丁寧に自身の考えを示しました。最後に春川氏は、「いつかこの中から一緒にテレビの仕事をする人が現れることを楽しみにしている。その際はぜひ今日の講演会に参加していたと声をかけてほしい」と、学生らに期待を込めたエールを送りました。

  • 春川正明氏講演会
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