KANDAI
TOPICS日常の出来事
千里山キャンパスで10日、兵庫県丹波市での地域再生事業に取り組む関西大学佐治スタジオが、開設10周年フォーラムを開催し、10年を振り返るとともに今後の展望を報告しました。
佐治スタジオとは、丹波市を舞台に「関わり続ける定住のカタチ」「21世紀の故郷づくり」というテーマのもと、学生が主体となって活動を行う地域再生事業の拠点です。過疎地における人口減少や空き家増加による諸問題の解決を目的に、空き家リノベーションや滞在型講座・就業体験の実施などを通して、農山村集落の地域再生に取り組んでいます。
当日は2部制で、第1部は同スタジオ室長の植地惇氏が「10年目で考える関わり続ける定住のカタチ」をテーマに、開設10年の軌跡および現状、課題、今後の展望について報告を行い、第2部では、開設当初から継続している地域再生滞在型講座ならびに就業体験等を行うワークキャンプに参加した学生が今年度の活動を報告しました。
各学生グループの指導にあたった教員らは、「現地でしかわからないことは多々ある。実感として理解できるだけで大きな財産」「丹波には豊富な学びのコンテンツが詰まっている」など、丹波の地がこの上ない学びのフィールドであるという賞賛のコメントとともに、こうした場を提供いただいた丹波市への感謝の意を述べました。
また植地氏をはじめとする活動メンバーらは、「開設当初は地域における認知度も低く、なかなか思うように活動が進まなかった。積極的に地元の祭りや芝刈りなどの地域活動に参加することで、徐々に信頼関係が築かれ、10年が経った現在では劇的な変化を実感している」と確かな手ごたえを口にし、同時に「地元の人々が親切に接してくれ、地域として関大を受け入れてくれていることに感謝したい」と、胸に抱く思いを語りました。
同スタジオでは、今後も第2の故郷として丹波と関わり続け、大学・地域相互協力による再生事業に取り組んでいきます。
- 佐治スタジオ室長・植地惇氏による報告
- 参加者との意見交換の様子
- 学生による活動報告(上2枚)
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