KANDAI
TOPICS日常の出来事

10月31日から11月6日の期間、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)日本・アジア青少年サイエンス交流事業「さくらサイエンスプラン」の一環として、中国の最高学府と言われる清華大学の優秀な博士課程の学生6人およびPD1人、教員1人の計8人が、マイクロ・ナノトライボロジーに力を入れる本学システム理工学部の機械設計研究室を訪問しました。
「さくらサイエンスプラン」は、アジア地域と日本の科学技術の発展に貢献することを目的に、産学官の緊密な連携によって、未来を担うアジア地域と日本の青少年が科学技術の分野で交流を深めることをめざしています。短期的に優秀なアジア地域の青少年を日本に迎え入れ、日本の最先端の科学技術への関心を高めることで、日本の大学・研究機関および企業が必要とする海外からの優秀な人材の育成を進めています。
期間中は、システム理工学部の多川則男教授、谷弘詞教授、小金沢新治教授によるトライボロジーに関する講義、そして最先端の当該研究室ならびにイノベーション創生センターの見学などを実施。最終日には、清華大学側の参加者全員が自学での最新の研究成果を発表し、本学大学院生12人の参加のもと活発な質疑応答を行いました。
学外活動では、同学部の呂仁国准教授の引率のもと、「兵庫県立大学大学院シミュレーション学研究科鷲津仁志研究室」「兵庫県立大学トライボロジー阿保政義研究室」「近畿大学トライボロジー東崎康嘉研究室」を訪問し、訪問先の日本人学生、教員と交流を深めました。また、地震の恐ろしさやその対策を学ぶべく、阪神・淡路大震災記念「人と防災未来センター」を訪問したほか、日本の文化・建築技術を学んでもらうため、改修後の優美な「姫路城」も訪れました。さらに、先端技術の企業として国分にある株式会社ジェイテクトを訪問し、航空宇宙用、風力発電装置用、自動車用などの軸受けの生産現場も見学しました。
本学の機械設計研究室と清華大学のマイクロナノメカニクスセンターとは、すでに共同研究に関する部局間協定を結んでいます。最後の"さよなら"パーティーでは、「さくらサイエンスプラン」をきっかけに、最新のトライボロジー技術の共同研究がさらに発展することを期待して日本流の1本締めで終えました。
ウエルカムミーティング
関西大学機械設計研究室
兵庫県立大学・阿保政義准教授研究室
近畿大学・東崎康嘉研究室
清華大学大学院生が日本の印象を披露
システム理工学部・多川則夫教授と清華大学・馬明副教授
最終日の修了式
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