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社会安全学部が第7回東京シンポジウムを開催しました。

関西大学東京センターで11日、社会安全学部が第7回東京シンポジウムを開催しました。
今回のテーマは、「これからの交通社会と事故防止-バス・タクシー・トラック・営業車の安全を考える-」。現代社会において必要不可欠な「クルマ」の利便性の裏側に潜む「環境負荷」や「事故」といった社会問題、ないしは安全問題について考えました。

当日はまず同学部の安部誠治教授が、「バス・タクシー・トラックの安全確保の課題」をテーマに講演。これまでの運輸・交通事故の統計などを踏まえながら、とりわけ近年の事業用自動車に係わる事故について、「事業用自動車の数は日本全体の車の数%に過ぎないのに、事故の死亡者が約1割にのぼる。これは極めて重要な問題」とその特徴を述べ、公共交通の課題を浮き彫りにしました。

続いて同学部の中村隆宏教授が、人間の不注意やミス、能力限界などを要因とする事故の特徴およびその防止策を講じれば、その具体的施策として開発・研究が進められている自動運転技術について、筑波大学副学長の稲垣敏之教授が運転手アシスト技術の現状と今後の可能性を示しました。

さらに、伊藤昭人氏(全日本トラック協会 副会長・交通対策委員会 委員長)、三澤憲一氏(日本バス協会 理事・安全輸送委員会 委員長)、樽澤功氏(全国ハイヤー・タクシー連合会 理事・交通安全委員長)、岩井保夫氏(東京電力エナジーパートナー株式会社・安全品質担当)、平井隆志氏(国土交通省自動車局安全政策課長)ら、交通業界・行政の安全担当者を交えてパネルディスカッションを実施。各社および行政における安全への具体的な取り組みを紹介しながら、交通社会と事故問題について議論を行いました。
また別室では、同学部学生によるパネル研究発表を行い、これからの安全・安心な社会の担い手たちが日頃の研究成果を披露しました。

  • 東京シンポジウムg社会安全学部・安部誠治教授
  • 東京シンポジウム社会安全学部・中村隆宏教授
  • 東京シンポジウム筑波大学副学長・稲垣敏之教授
  • 東京シンポジウムパネルディスカッション
  • 東京シンポジウム
  • 東京シンポジウム
  • 東京シンポジウム社会安全学部生によるパネル研究発表(上3枚)