KANDAI
TOPICS日常の出来事
本学創立130周年記念事業の一環として、14日から16日の3日間、ボランティアセンターが「富士山清掃ボランティア~みんなでつなげる環境の"輪"~」を実施しました。
世界遺産にも登録されている富士山は、誰もが知る日本最高峰の山。世界遺産にも認定され、「美しい山」として評価されている一方で、過去の負の遺産による深刻な「ごみ問題」を抱えていることもまた事実です。そこで本学ボランティアセンターでは、多くの恵みを与えてくれる富士山の雄大さを体感するとともに、ごみ問題と向き合うことで今後の環境問題を考えるプログラムを約一年間かけて考案しました。
清掃活動実施前日には、富士山が人間や動植物に与える恵みについて考えるワークに取り組んだり、一部の業者が行ってきた富士山への不法投棄に端を発した深刻なごみ問題について、現地の方からの話を受け知識を深めたりと、富士山を取り巻くさまざまな環境問題について41人の参加者全員で考え、気づきを共有しました。
今回清掃活動を実施した場所は、鳴沢村焼間地区というエリア。そのなかにある、地面の土と混ぜながら家屋が解体された場所は、粉砕した家屋が地中深くまで混ざっており、これからも表面のゴミを拾っては地中の土を掘り起こすという清掃作業に長期的に取り組んでいく必要があります。
活動当日は参加者同士で協力しながら、地中にあるごみの掘り起こし・分別の作業を繰り返し、見違えるほどきれいな状態にしました。たくさんの人が数十年もの期間を要して立ち向かっている富士山のごみ問題に直に触れた参加者たちは、「日本全体が直面している環境問題について考えるきっかけとすることができた」とそれぞれの今後の活動のヒントを得て、現地を後にしました。
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