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「イノベーション創生センター」 開設記念シンポジウムを開催しました。

千里山キャンパスで9日、産学官連携活動の新拠点「イノベーション創生センター」の開設記念シンポジウムを開催しました。

本センターは、創立130周年記念事業の大きな柱の一つとして設置するもので、産学官連携活動の飛躍的な活性化とベンチャー支援・人材育成の拠点としての機能を担います。総合大学の利点を生かして、理工学系の先端研究に加え、マーケティング・リサーチ等の社会科学系の分野も配置することで、人文・社会・自然科学系の「融合」および、教員・学生・企業・研究機関等との「協働」による本格的イノベーションの創出を実現します。

シンポジウム当日は、楠見晴重学長による開会挨拶の後、各界に大きな影響力を持つ3人の先生による講演が行われました。
「学」の分野からは浅田稔氏(大阪大学大学院工学研究科 知能・機能創成工学専攻教授)。浅田氏は、「ロボットイノベーションによるココロの創生」をテーマに、人工知能の可能性やロボットとの共生社会について言及しました。
「官」の分野からは坂本修一氏(文部科学省科学技術・学術政策局 産業連携・地域支援課長)。坂本氏は、「今求められる大学発イノベーション」をテーマに、産業創出の仕組みについて欧米と比較しながら、大学を核としたシステムづくりや実践的人材育成の必要性について説きました。
「産」の分野からは村上憲郎氏(元Google米国本社副社長兼同日本法人代表取締役、株式会社村上憲郎事務所代表取締役)。村上氏は「グローバル時代を生き抜く」をテーマに、"英語を学ぶ"から"英語で学ぶ"という今後必要な教育の在り方を示し、またGoogle社を例に、起業の核となる能力(コア・コンピタンス)を創出する上でのビジネスモデルの重要性を説きました。

さらに、3人の先生に石川正司(化学生命工学部教授)を加え、白石真澄(政策創造学部教授)をモデレーターとしてパネルディスカッションを実施。本センターの開設を契機とするイノベーションやグローバリゼーション等をテーマに、我が国の創造的な産業創出に関して活発な意見交換を行いました。




  • イノベーション創生センター
    楠見晴重学長

  • イノベーション創生センター
    浅田稔氏

  • イノベーション創生センター
    坂本修一氏

  • イノベーション創生センター
    村上憲郎氏

  • イノベーション創生センター
    パネルディスカッションの様子

  • イノベーション創生センター
    イノベーション創生センター外観イメージ