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文学部・日下恒夫教授の最終講義を開催しました。

千里山キャンパスで15日、文学部・日下恒夫教授の最終講義を開催しました。

日下教授は1974年に本学教員に着任し、それから41年間にわたって、近代中国語の研究資料としての朝鮮資料の研究や、北京語研究の関連で「老舎小説全集」の編纂、翻訳、解説を担当するなど、本学の中国文学における教育・研究に貢献してきました。

最終講義では、在学生のみならず、教え子であるOB・OGも数多く出席し、日下教授は「最終漫談」と称して、穏やかな口調で老舎を中心とした思い出話を語りました。日下教授がはじめて老舎という名前を耳にしたのは小学校5年生のとき。しばらくして、大学院時代の学研のアルバイトがきっかけで「老舎小説全集」の編纂に携わり、その後、翻訳や解説をしたりと、老舎愛好家に。そしていつしか老舎研究で指導する立場になっていたことに、老舎との不思議な縁を感じたと振り返りました。

最後に日下教授は、「今後は研究者としてではなく、ただ言葉にのめり込み、ことばを楽しむファンとして、老舎と関わっていきたい」と、長きにわたる教員生活に一区切りを打ち、少しほっとしたような表情をのぞかせました。




  • 日下教授最終講義

  • 日下教授最終講義

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