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「アジア諸国から見た日本 アジア諸国領事館連続講演会」の最終回を開催しました。

千里山キャンパスで6日、関西大学・日本経済新聞社連携講座「アジア諸国から見た日本 アジア諸国領事館連続講演会」を開催しました。

この講演会は、今年度から開設した国際化教育プログラムの科目開設記念として行うもので、学生を対象にした全6回の連続講座です。「グローバル化する世界における日本の役割を考える」をテーマに、アジア諸国の領事館幹部を講師に迎え、講演とディスカッションを行います。

最終回の講演会では、第1部で宮内禎一氏(日本経済新聞社大阪本社編集局経済部編集委員)が、日本がインドネシアをはじめ東南アジアとのビジネスを成功させるには、文化・宗教などへの配慮や工夫が不可欠であることを日本経済新聞の記事を用いて詳しく解説しました。
第2部では、シティ・ニザミヤ氏(インドネシア共和国大阪総領事館領事公使参事官)を迎え、「日本とインドネシアの関係―平和で繁栄する未来へ向けての戦略的パートナーシップ―」を演題に講演が行われました。

ニザミヤ氏は、慣習や人口動態などインドネシアの概要について解説した後、インドネシアでは中間所得者層の増加によって国内需要の拡大が見込め、ASEAN10ヶ国の中でも特に重要な国であると主張。貿易面では、ASEAN諸国に次いで先進国が主な輸出相手国であり、今後の経済成長も期待できると述べました。

またニザミヤ氏は、日本はインドネシアにとって経済協力や技術提携において重要なパートナー国であると提言。両国の貿易関係や日本からの投資実績のグラフを示し、「日本とインドネシアは共通の利益を有しています。将来的にも戦略的にも、安定と繁栄のために両国の相互関係を深めていくことが大切です」と話しました。




  • アジア諸国から見た日本 アジア諸国領事館連続講演会

  • アジア諸国から見た日本 アジア諸国領事館連続講演会
    シティ・ニザミヤ氏