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「アジア諸国から見た日本 アジア諸国領事館連続講演会」の第5回を開催しました。

千里山キャンパスで30日、関西大学・日本経済新聞社連携講座「アジア諸国から見た日本 アジア諸国領事館連続講演会」を開催しました。

この講演会は、今年度から開設した国際化教育プログラムの科目開設記念として行っているもので、学生を対象にした全6回の連続講座です。「グローバル化する世界における日本の役割を考える」をテーマに、アジア諸国の領事館幹部を講師に迎え、講演とディスカッションを行います。

第5回の講演会は、第1部で鈴木慎一氏(日本経済新聞社岡山支局長)が、ルピー取引規制の緩和、アリババとソフトバンクとの関係、マララ・ユスフザイ氏のノーベル平和賞受賞について、日本経済新聞の記事を用い詳しく解説しました。
第2部では、アシーム・マハジャン氏(大阪・神戸インド総領事館総領事)を迎え、日本とインドとの関係性や、両国における今後の若者の成長について講演が行われました。

マハジャン氏は、インドは土地面積、人口ともに日本の約8倍あり、方言を含むと約3000以上の言語が話され、暖かい地方もあれば、砂漠や雪が積もるヒマラヤもある多様な国と紹介しました。およそ20年後には、人口が世界一になると推測され、現在25歳以下の若者が5億7000万人以上いる若者のエネルギーが溢れる国だと解説しました。
マハジャン氏は、インドが抱える問題として、「格差の広がり、充実した教育や仕事の不足」を挙げ、人口増加に伴い、学校が不足しているとも指摘。
マハジャン氏は、「日本とインドは明治時代から親密で、戦後はインドが日本に支援を行った経緯もある。両国は昔から友好的だが、今後はより親密な関係を築いていきたい」と説明。
また、日本の学生に対し「学術交流を深め、インドのことをもっとを知ってもらいたい。グローバル化が進み、競争は激しくなる。グローバリゼーションの波を捉え、型にはまらない発想をするためには、ミュニケーション能力を磨くことが重要になるだろう」と伝えました。

第6回は11月6日(木)に、シティ・ニザミヤ氏(インドネシア共和国大阪総領事館領事)による講演会が行われます。




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