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プレスリリース「(共同発表)尿中エクソソームのマイクロ RNA解析 による早期がん検知 -採血を必要としないがんの検知技術への応用に期待-」を配信
プレスリリース「(共同発表)尿中エクソソームのマイクロ RNA解析 による早期がん検知 -採血を必要としないがんの検知技術への応用に期待- 」を配信
10月30日、メディア各社にプレスリリース「KU EXPRESS」No.jr14を配信しました。
【ポイント】
○尿中のエクソソームのマイクロ RNAを機械学習解析し、早期がん検知を達成
○ナノワイヤを用いて尿中に約 2,000種 以上 のマイクロ RNAが存在することを確認
○脳腫瘍、肺がん、非がんの3分類が可能
【本文】
東京科学大学 (Science Tokyo)生命理工学院 生命理工学系の安井隆雄教授らの研究チームは、名古屋大学 未来社会創造機構の夏目敦至特任教授、東京大学 大学院 工学系研究科の柳田剛教授、北海道大学 電子科学研究所の長島一樹 教授、関西大学 商学部の鷲尾隆教授、Craif株式会社の市川 裕樹 CTO、東京医科大学 医学総合研究所の落谷孝広 特任教授、大阪大学 産業科学研究所の川合 知二招へい教授、量子科学技術研究開発機構(QST)量子生命科学研究所の馬場嘉信教授と共同で、尿中 エクソソームのマイクロRNAを用いた早期がん検知を達成しました。
エクソソームは、全ての細胞が放出する微粒子(直径40-200 nm程度)であり、細胞と細胞がコミュニケーションする時の情報 伝達物質として体内で機能しています。マイクロRNAはエクソソームによって運ばれる情報であり、がん細胞が放出するエクソソームに含まれるマイクロRNAは体内のがんに関連するサインであると考えられます。今回の研究では、血液中のエクソソームは全てが細胞間のコミュニケーションに用いられずに一部が尿中へ排出される"という仮説を立て、尿中のエクソソームのマイクロ RNA解析を実施しました。
尿中エクソソームのマイクロRNAを機械学習解析したところ、早期がん患者を識別できることが分かました。尿中のエクソソームを網羅的に捕まえるため、今回は1次元ナノ構造体のナノワイヤを用いました。次に、捕まえた尿中エクソソームからマイクロRNAを取り出し、がんマーカーとなるようなマイクロRNAの組み合わせを機械学習解析にて構築したところ、がん患者と非がん患者ではマイクロ RNAアンサンブルが異なることを発見しました。さらに、がん患者のマイクロ RNAアンサンブルを用いると、AUROCが0.987で早期がん患者を識別できました。
本成果は、10月18日付(現地時間の「Analytical Chemistry」誌にオンライン掲載されました。
・・・<詳細は以下のリンクより>
2024/11/19 14:00 UP
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