大阪マラソン×
SDGs劉雪雁ゼミによるインタビュー記事

今回の大会では、関西大学社会学部・劉雪雁ゼミの学生が、「大阪マラソンと“SDGs”」をテーマにさまざまな人たちを取材する取り組みを実施。持続可能なより良い社会の実現に向けて何ができるのかを考えます。
全6回シリーズの第2回目は、水都・大阪の魅力を発信し観光の活性化を目指す「水都大阪コンソーシアム」の事務局長を務められている松井伊代子さんに、SDGsゴール11「住み続けられるまちづくりを」、ゴール17「パートナーシップで目標を達成しよう」などをテーマにお話をうかがいました。
※この記事は、2022年1月に行った取材をもとに作成したものです。第10回大阪マラソン・第77回びわ湖毎日マラソン統合大会は、一般ランナー部門を中止し、エリート部門のみでの開催が決定しました。


水都大阪のブランディング強化。
川の上から見る大阪の景色も楽しんでほしい
- 劉ゼミ
- 水都大阪コンソーシアムはどのような組織で、主にどのような仕事をしていますか?
- 松井氏
- 水都大阪コンソーシアム(以下、SOC)は、2017年から水の回廊エリアを中心に水辺の活性化、賑わいづくりに取り組む公民連携組織です。水辺や水上観光メニューの拡大、観光船就航の活性化、水都大阪の歴史や文化の発信、水都大阪のブランディング強化といった事業を行っています。
- 劉ゼミ
- 遠方から来たランナーや応援者に水都大阪のどのような魅力を伝えたいのですか?
- 松井氏
- 私も2012年、2015年の大阪マラソンに参加しました。ランナー視点から感じた大阪マラソンの魅力は、大阪の観光名所が見られることと、沿道の温かい応援です。知らないランナーも応援してくれる雰囲気が好きです。もし応援がなかったら完走できなかったかもしれません。
大阪マラソンは中之島、京セラドーム、タグボート大正など水辺も走りますが、遠方から来た方だけでなく大阪在住や通勤通学で大阪に来る方にも、道路から見る時とまた違う、川の上から見る大阪の景色も楽しんでほしいです。走っていた時と全然違う風景を見てもらい、新たな魅力を感じてもらいたいと思います。
水辺の安心・安全・防災、水辺の新たな魅力を創出し、住み続けられるまちづくりを
- 劉ゼミ
- SDGsの達成に向けてSOCとして取り組みたいことは?また、すでに取り組んでいる事例はありますか?
- 松井氏
- 「水辺の賑わいづくり」はSOCのビジョンです。防災、水質改善などの安心、安全対策があってこそ水辺の賑わいが作られます。水辺の新たな魅力を創出することは、SDGsの目標「住み続けられるまちづくりを」に共通しています。さらにSOCの活動は多様な方々との連携が不可欠です。特に最近は、大学生との連携活動に力を入れています。近未来、環境、エコの視点から、大阪に埋もれている歴史や文化を掘り出し、組み合わせることで、新たな水辺の魅力を作り出していきたいです。これらの取り組みは、「パートナーシップの目標を達成しよう」というSDGsの目標にも繋がっています。
<取材担当学生:藤谷望美、南桃>
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