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大学院法学研究科 博士課程前期課程2年次生・大河原希佳さんが、懸賞論文で佳作に選出

 大学院法学研究科 博士課程前期課程 高度職業人養成コース・2年次生の大河原希佳さんが、一般財団法人日本刑事政策研究会の「令和6年度刑事政策に関する懸賞論文」(読売新聞社共催、法務省後援)において佳作に選出されました。
 「刑事政策に関する懸賞論文」は、住み良い社会を作り上げるためには刑事政策思想の普及が特に重要であるとの観点から、大学または大学院の学生を対象として刑事政策に関する論文を募集しているものです。佳作は、同懸賞論文の最高位である優秀賞に次ぐ唯一の賞です。

 令和6年度の論文題目は、「社会復帰支援における地域の役割と在り方について」。大河原さんは論文「地域における再犯防止と有効性の検討――重層的支援体制推進事業の活用――」の中で、豊田市が社会福祉法106条の4に基づく重層的支援体制整備事業を犯罪者の社会復帰支援策として活用した例を紹介し、地方公共団体による再犯防止策を提案しました。同論文には、大河原さんが学部時代に所属していた刑事学ゼミ(法学部・永田憲史教授)において、刑務所や少年院における犯罪者の処遇について英語文献を渉猟して研究を行った成果も盛り込まれています。

 大学院法学研究科で大河原さんの指導を担当する永田教授は、「第一線で活躍する研究者と実務者によって審査される伝統のある懸賞論文において佳作に選出されたことは、大河原さんの研究の質の高さが客観的評価により裏付けられたことを示しています。大河原さんの今後の活躍に期待します」と述べました。

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2025/01/27 11:00 UP

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