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プレスリリース「社会安全学部・永松伸吾ゼミと尼崎市による連携事業。『防災スタンプラリー』で尼崎商店街を活性化」を配信
12月23日、メディア各社にプレスリリース「KU EXPRESS」No.53を配信しました。
【本件のポイント】
・防災を学べて、かつ商店街の活性化にもつながるイベント手法を永松ゼミが考案
・災害リスクと集客力の低下に悩む全国の商店街で展開可能な汎用性あるイベント
・ツール開発、取材、デザイン等、すべてを学生たち自身で担当
【本文】
関西大学社会安全学部・減災政策研究室(永松伸吾ゼミ)は、三和本通商店街振興組合、(公財)尼崎地域産業活性化機構、尼崎市と共同で、防災で商店街を盛り上げるイベント「防災スタンプラリーin三和」を2023年1月14日(土)に尼崎市の三和本通商店街にて開催します。
我が国の中心市街地には商店街が多数存在しますが、その多くは老朽化した木造建築物が密集しているなど災害リスクが高く、防災対策を進める必要があります。その一方で、多くの商店街が来街者数の減少や空き店舗数の増加に悩むなど、活性化に向けた対策も求められています。そこで減災政策研究室では、三和本通商店街をフィールドとしてこの問題について調査。本イベントは防災をテーマにした商店街活性化のための手法であり、同じ悩みを持つ全国の商店街への展開も可能な汎用性あるイベントです。
■防災スタンプラリーとは
防災に関するクイズを解きながら、商店街の店舗をスタンプラリー形式で巡回する企画です。まず参加者は、過去の災害で被災した方のエピソードを読みながら、そのエピソードにまつわる「モノ」を予想します。参加者は、予想したモノを販売している商店を探して訪問し、正解であればそこでスタンプを獲得。6つある問題すべてに正解し、それらを扱っているすべての商店でスタンプを得ることができればゴールとなります。
■ありふれた「モノ」に関わる被災エピソードを学ぶ
参加者には、実際に被災した方のエピソードを読むことで災害の過酷さを印象付け、自分ごととして考えるきっかけにしてもらいます。災害時には、日常とは異なる意外な使い方をすることで、身近なモノが生きていくためのツールとなります。そして、これまではただのモノであっても、被災者のエピソードに触れることで、そのモノがただのモノではなくなり、日常という観点から災害を考えることになります。
■学生たちの取材によるエピソード収集
このエピソードは、阪神・淡路大震災(1995年)、新潟中越地震(2004年)、東日本大震災(2011年)の被災者合計17人に学生たちが直接お話を伺い、被災の実態をリアルに伝えるストーリーを厳選して作成しました。これは、近年教育やマーケティングなど様々な分野で取り入れられている「ナラティブ(narrative)」と呼ばれる手法を応用したものです。
■店舗を巡ることによる商店街の魅力発見
本イベントでは、普段商店街で買い物をしない学生や若者が、実際に商店の暖簾をくぐることによって、商店街に親しみを持ってもらい、その魅力を発見してもらうことを意図しています。三和本通商店街は古くから尼崎市民の台所として親しまれてきました。そうした経緯 から「三和に行けばなんでも揃う」が合言葉になっています。そこで、被災エピソードを商店街で販売される多様な商品にリンクさせることによって、「何でも揃う」ことを参加者に感じていただきたいと思っています。
・・・<詳細は以下のリンクより>
2022/12/23 14:00 UP
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