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プレスリリース「総合情報学部・林武文研究室が見る目を疑う立体錯視看板『モジでる』を開発」を配信

 9月22日、メディア各社にプレスリリース「KU EXPRESS」No.29を配信しました。

【本件のポイント】
・トリックアートに利用されている逆遠近錯視を文字看板に適用
・錯視により3次元の立体文字が歪んで動くように見える
・広告だけでなく、展示会やイベントでの演出、ポップアートへの応用など多方面での活用が可能

【本文】
 関西大学総合情報学部の林武文研究室では、逆遠近錯視を利用した文字看板のフォントに関する3Dモデリング研究を行っています。このたび株式会社ショウワ(以下、ショウワ)と連携し、同社の板金加工技術を用いた立体錯視看板『モジでる』を開発しました。同製品は2022年9月22日から受注販売を開始します。

 物体表面の奥行きが反転して知覚されている時に、体を左右に動かすと剛体であるはずの物体が歪んで動いて見えます。この現象は「逆遠近錯視」(Reverse Perspective Illusion)と呼ばれ、心理学の分野での研究対象ともなっていますが、中世のレリーフ絵画やトリックアートでは古くから利用されている表現技法です。

 本研究では、逆遠近錯視が起こる立体文字を製作し、観察者の注意を引く立体看板として適用する方法を開発しました。文字の形や表面のテクスチャ等の条件について検討を重ね、奥行が反転して見えるように工夫を施した点が最大の特長です。また、錯視立体図形として容易に製作できるように、デジタル造形技術により文字のフォントやパーツをデザインし、実際に看板として提示した場合の効果についても検証しました。アルファベットの大文字26文字の形状データにより、木材や板金加工によって自由自在な立体看板の製作を可能としています。・・・<詳細は以下のリンクより>

プレスリリースNo.29
画像をクリックするとPDFが開きます

2022/09/22 14:00 UP

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