関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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新型コロナワクチンの廃棄について

  このたび、本学における新型コロナワクチンの職域接種(大学拠点接種)に関して、解凍後の保管冷蔵庫の不具合により、安全性確保の観点からワクチンを廃棄せざるを得ない事案が生じました。このような事態を招いたことを本学として重く受け止め、再発防止に全力をあげてまいります。

1 廃棄ワクチン
  モデルナ(武田薬品)ワクチン 251バイアル(2,510回分)

2 経 緯
  日本フリーザー株式会社製の医療用冷蔵庫(型番LKUV-1613HC:6月25日納品)に保管していた新型コロナワクチンについて、同冷蔵庫の初期不良により、6月26日(土)20時30分~6月27日(日)8時40分頃の間、所定の上限保存温度より0.1℃~最大1.4℃上回っていたことが判明しました。

  これを受けて、ワクチン供給元である武田薬品工業株式会社へ照会を行った結果、「取扱い上の注意である2℃~8℃で30日間保存可能、8℃~25℃で12時間保存可能、を逸脱した状態であり、状態を踏まえると製品の有効性は保証できない、使用可否についてはお答えできるものではない」旨の回答を得ました。

  医療用冷蔵庫メーカーである日本フリーザー株式会社からは、過冷却防止サーモの出荷時調整不良(故障)が確認されたが、温度管理は守られていたと考えられる旨の回答を得ました。これら2社からの回答、及び文部科学省並びに厚生労働省への報告、さらに本学の担当医師による医学的見地も踏まえ慎重に検討しました結果、何よりも、接種を受ける学生や教職員らの安全性を最優先し、当該ワクチンの廃棄を決定しました。

  なお、本学での今後の予約接種については、現時点で予約の日程に変更はありません。また本学内で実施している吹田市の保育従事者等を対象とした優先接種についても、別管理であることから影響はありません。

3 今後の対応
  メーカーに対して医療用冷蔵庫の不良について再発防止を徹底するよう申し入れました。また、同種の原因等により、貴重なワクチンの廃棄処分が生じないよう、冷蔵庫内温度が8℃を超えた場合、24時間常駐の本学中央監視室に発報する仕組みを構築し対応致します。

学校法人 関 西 大 学    

2021/06/30 16:00 UP

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