関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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ワクチン接種について(理事長からのメッセージ)

  学校法人関西大学では、6月8日(火)に首相官邸のウェブページに設けられたワクチン接種総合窓口に、学生と教職員あわせて3万5千人を対象にした職域接種の申請を行い、翌9日に厚労省から承認の連絡を受け取りました。今後厚労省によるワクチン供給が順調に進めば、6月21日(月)から接種が始まり、千里山キャンパスの新関大会館北棟をメイン会場にワクチン接種が実施されます。接種会場の運営は、本学保健管理センターが中心となり、大阪医科薬科大学の全面的協力を得て、月曜日から土曜日まで1日当たり900人のペースで接種が行われる予定です。

  今回使用されるモデルナ社のワクチンは、すでにアメリカ合衆国だけで1億3千万回近い接種実績を持つメッセンジャーRNAワクチンで、日本で最も早く接種が始まったファイザー社のワクチンと同じく、ハンガリー出身の女性の生化学者カリコー・カタリンの独創的な研究成果に基づいて新しく製品化されました。日本でも、すでに大阪府を含む大都市に設置された大規模接種会場で接種されていますが、これまでのところ、重篤なアナフィラキシー反応は報告されていません。これにたいして、新型コロナウイルス感染を予防する有効性は94パーセントに達すると報告されています。

  私たち関西大学は、学生のみなさんが安心で安全な学生生活を送るために、なるべく早く、そしてなるべく多くのみなさんが、ワクチン接種を済ませてほしいと考えます。なぜなら、個人のレベルではワクチン接種によって免疫を獲得し感染を有効に予防することができるとともに、社会のレベルでは社会成員の接種が進めば進むほど、社会全体として集団免疫の早期の獲得が期待できるからです。そうなれば、私たちは恐怖と不安に慄く毎日から逃れ、いま以上の行動の自由を手にし、従来あったはずの「大学生の普通の日常」を、かなりの程度取り戻すことができると予想されるからです。

  もちろん、ワクチン接種を受けるかどうかは最終的に個人の選択に任されている問題であり、大学があなたに接種を強制するものではありません。また、接種を受けない人にたいして差別的な扱いをすることは、人として断じてしてはならない卑怯な行為です。以上を確認した上で、私たち関西大学はみなさんに今回のキャンパスにおけるワクチン接種を推奨します。みなさんが積極的に応じていただけるよう、タスクフォースを組織して十分な準備を整え、チームが力を合わせて取り組んでいくつもりです。どうかご協力をお願いします。

  なお、接種の詳細については決定次第お知らせします。概要については以下をご覧ください。

2021年6月14日
理事長    芝井  敬司

2021/06/14 18:00 UP

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