教員紹介

世界史・地理学専修

世界史

  • 池尻 陽子教授 Yoko Ikejiri
    • 教育内容

      14〜20世紀の東アジア史を中心に学んでいきます。いわゆる「中国史」の枠組みや、現代における「民族」・「国家」という概念にとらわれず、近世東アジアの歴史と社会を読み解いていくことを目指します。論理的思考や分析力を磨き、個々の関心を卒業論文としてまとめるサポートをします。

    • 研究テーマ、概要説明

      主に17・18世紀のチベット・モンゴル(オイラト)・中国の関係を、チベット仏教僧の活動やネットワークに着目して研究しています。チベット語・モンゴル語・満洲語・漢語といった多言語史料を用いて、激動の時代に民族や政治的枠組みを超えて展開しえた僧たちの歴史的役割を解明することに取り組んでいます。

    • ひとこと

      史料と向き合う楽しさを知ってほしいと思います。文字の向こうに色んなものがみえてくるはず。

  • 嶋中 博章教授 Hiroaki Shimanaka
    • 教育内容

      近世・近代を中心としたヨーロッパ史を学んでいきます。ゼミ(演習)では、先行研究を踏まえて、自ら問題を発見し、自分の考えを文章(論文)にまとめる力を身につけることを目指します。講義では歴史学の歴史(史学史)をたどり、歴史研究とはどのような学問であるのか考えていきます。

    • 研究テーマ、概要説明

      17・18世紀の近世フランス史が専門分野です。とくに、ルイ14世時代の貴族と彼らが書き残したメモワール(回想録)について研究してきました。メモワールは作者の主観や主義主張、あるいは明らかな嘘も含まれており、文学作品として扱われることもある史料です。そのため、歴史研究と文学研究をつなぐ研究方法についても考えるようになりました。現在は「書く」という行為に着目して、絶対王政期の政治や社会について研究しています。

    • ひとこと

      本を読むことを日常の一部にしましょう。きっと風景が違って見えてくるはずです。

  • 森部 豊教授 Yutaka Moribe
    • 教育内容

      まずは、日本語で書かれた書籍を正確に読む訓練をし、正しい日本語でレポートが書けるように指導しています。研究の出発点なので。次に、世界史を研究する意味を考えて、学生と討論をしています。最後に、東ユーラシアの歴史に関心ある学生と共に、トピックを追って卒業論文の完成を目指します。

    • 研究テーマ、概要説明

      東ユーラシアという地域(中国・モンゴル・中央アジアを含めた地域の汎称)の歴史を、騎馬遊牧民の動きに着目しつつ研究しています。特に騎馬遊牧民化したソグド人たちが、中国の歴史に与えた影響を研究しています。最近は、契丹人の研究にも着手しはじめました。

    • ひとこと

      歴史研究は、部屋に籠るだけでなく、外へ(世界へ)飛び出そう!

  • 森本 慶太教授 Keita Morimoto
    • 教育内容

      講義では、世界史との関連を意識しつつ、欧米の近現代史を学びます。演習では、西洋史に関する研究課題設定、文献収集、史資料分析、表現に必要な一連の能力を段階的に習得し、最終的には卒論作成を通じて総合する力を養います。

    • 研究テーマ、概要説明

      専門は西洋近現代史で、地域としては中央ヨーロッパ、とくにスイスが研究対象です。現在はおもに二つの領域で研究を進めています。第一に、近代国家スイスの統合要因をナショナリズムとの関連で考察しています。第二に、19~20世紀のドイツ語圏諸国における観光の大衆化と、それがもたらした政治・社会・文化的な影響について、同時代の国際関係も視野に入れつつ検討しています。

    • ひとこと

      「覚える歴史」から「考える歴史」へ向かうために、自分なりの問いをもちましょう。

  • 橋爪 烈准教授 Retsu Hashizume
    • 教育内容

      前近代の西アジア、イスラーム世界の政治史や文化史を講ずると共に、アラビア語で書かれた歴史史料の読解方法を教授します。以上を通じて、学生には歴史学研究の一端に加わり、研究成果を挙げてもらえるよう指導します。

    • 研究テーマ、概要説明

      王や皇帝など、支配者が支配者でいられる理由、必要な条件は何か、ということに興味があります。その問題関心に基づき、前近代イスラーム世界において支配者として君臨・統治したアッバース朝のカリフを研究対象に設定しています。アッバース朝は何故500年も続いたのか、カリフの権力はどのくらい強大であったのか、またこの王朝の許で生きた官僚や軍人、学者や民衆はカリフとどのように関わり、またカリフをどのようなものと捉えていたのか、などなど興味は尽きません。これらの疑問を解消すべく、様々な史料を読み続ける日々です。

    • ひとこと

      あらゆる経験が史料の読解に役立ちます。無駄なことなど一つもないのです。色々なことに興味を持ち、経験していってください。

  • 紺谷 由紀助教 Yuki Kontani
    • 教育内容

      中世のヨーロッパ世界について、政治史や社会史を中心に講義を行います。演習では、史資料や研究文献の収集・読解・分析方法の習得を通じて、自らの関心に基づいた問いについて論理的に考察・表現する力を身に付けることを目指します。

    • 研究テーマ、概要説明

      4世紀以降の東ローマ帝国/ビザンツ帝国の社会について、皇帝の宮廷を中心に活躍していた去勢された男性(宦官)に注目しながら研究しています。とくに、当時の法律や医学文献を用いて、生殖能力を失った彼らに期待されていた社会的役割や、彼らがビザンツ帝国の歴史に及ぼした影響について検討を進めています。

    • ひとこと

      「なぜだろう」と思う気持ちを大切にしてください。些細な疑問が学びの第一歩になります。

  • 渡井 葉子助教 Yoko Watai
    • 教育内容

      西洋古代史を担当。世界史を学ぶことの楽しさとともに、自ら設定した問いに関して、史料および先行研究の理解に基づいて論じることを学びます。また、ジェンダーやオリエンタリズムの視点から、自らの歴史認識を批判的にとらえ、常にそれをアップデートすることができる柔軟な視野の獲得を目指します。

    • 研究テーマ、概要説明

      古代メソポタミア史が専門です。楔形文字で書かれた粘土板文書を史料とし、とくに前1千年紀バビロニアの社会経済史・女性史を研究テーマとしています。この時代には、契約書や相続・結婚・遺言に関する文書、手紙といった私的文書が数多く残されており、それらを分析することで、都市住民の活動や社会的立場、家族史などを再構成することが可能です。こうした文書を使って、現在は女性の経済活動を研究しています。また最近では、19世紀以降の西欧の(男性)学者によって、古代オリエント世界の女性にいかなるイメージが付与されてきたのか、という問題にも関心を持っています。

    • ひとこと

      古代にも血の通った人間が暮らしていたんだなあと感じてもらえたら嬉しいです。

地理学

  • 黒木 貴一教授 Takahito Kuroki
    • 教育内容

      この山はどうしてできたのか、この川はどこからどこまでいくのか。自分はこの地球でどのような時間と空間を占めていくのか。その答に近づくヒントを皆さんとともに考えられるよう自然地理学の内容をお話しします。

    • 研究テーマ、概要説明

      地球表面の岩石、水、空気の移動に伴う姿形を、時間と空間のスケーラブルな切り口から見出す研究をしていますが、特に岩石を中心に地表を見つめる地形学に興味を持っています。方向性は、地形・地質-自然災害-環境-教育の四者の関係についてGISを利用しながら分析を進め、先端科学の成果を一般社会の諸課題と連結するものです。最近ではLASデータによる地図表現方法と神社に残る自然災害の情報抽出に関して検討を進めています。

    • ひとこと

      フィールドワークでは、暑くて寒くて、急で平坦で、広くて狭い道なき道を歩き上り進みますが、安全第一です。

  • 土屋 純教授 Jun Tsuchiya
    • 教育内容

      講義では、現代都市における経済や産業の実態、特に流通産業の仕組みや消費生活のあり方について展開します。そして、アジアや欧米諸国における流通産業について解説し、国や地域による地域経済や消費社会の相違についても考えていきます。

    • 研究テーマ、概要説明

      専門は経済地理学、都市地理学、流通産業論、アジア都市論です。日本やアジア諸国における流通産業の実態について研究しています。日本では少子高齢化が進み、高齢者を中心とした買い物弱者が増えています。そうした買い物弱者を支援できる流通のあり方について、移動販売やコミュニティショップなどについて、研究しています。経済成長が著しいアジアでは、特にインドのムンバイやデリーといったインドの大都市をフィールドとして、ショッピングモールの立地展開や郊外中間層の消費生活の一端を明らかにすることを目指しています。

    • ひとこと

      百聞は一見に如かず。現場情報は、自分で考え、行動していくために大切なものです。

  • 筒井 由起乃教授 Yukino Tsutsui
    • 教育内容

      私たちの身の回りにある地域,旅先で出会う地域は,知っているつもりでも,驚くような別の顔をみせてくれることがあります。地理学,地誌学を学ぶことで,このような地域の奥深さを探求するための「目」を培っていきたいと思います。

    • 研究テーマ、概要説明

      専門は農業・農村地理学,アジア(日本を含む)地誌です。とくにベトナム研究に軸足をおいています。ベトナム国内において農村社会,子どもをめぐる社会環境の地域差,都市・農村関係,人口移動などから社会や組織,コミュニティの特徴を明らかにしようとしてきたほか,オーストラリア,カンボジア,フランス,日本などの在外ベトナム人コミュニティについても調査,研究を行っています。フィールドワークを重視しています。

    • ひとこと

      学生時代にしかできないことはたくさんあります。経験は財産となり,力となります。

  • 松井 幸一教授 Koichi Matsui
    • 教育内容

      私たちが生活する場所(空間)は歴史の積み重ねでもあります。現在の空間、過去の史料の分析から、空間がいかに変容してきたのかを考える力を身につけることに主眼を置いています。

    • 研究テーマ、概要説明

      村落がいかに形成され拡大してきたのかを東アジアを対象として研究しています。東アジア一帯は大きく見れば似通った風土が広がっており、古くから相互交流も盛んであったために共通の文化が存在します。また中国由来の文化も幅広く広がっています。私の研究では村落の形成を伝統的な土地の復原からだけでなく、このような文化・民俗の面から比較・考察したり地理情報システム(GIS)を利用した分析をおこなったりしています。

    • ひとこと

      勉学・スポーツ・遊びと学生時代の時間がある時こそできる事があります。何でも打ち込めるものを探してみよう。