関西大学 文学部

専修紹介

英米文学英語学専修

専修の概要

本専修は英語圏の文学と言語を専門的に学ぶ専修です。英米文学研究に関心のある人は、専修研究および専修ゼミで文学系のクラスを履修するとともに、英米文学講義1~4、英米文学英語学講義1・2、英米文学研究の授業を履修することを薦めます。長編・短編小説、詩、劇、児童文学、日英比較文学、文学翻訳、映画、文学理論等を、自分の興味や関心に応じたテーマで研究することができます。英語学研究に関心のある人は、専修研究および専修ゼミで英語学系のクラスを履修するとともに、音声学・音韻論、英文法、日英語対照、ジェンダーと言語、認知言語学、メタファー論、構文理論、語彙意味論、語用論、英語史、翻訳論等を研究することができます。また、ネイティヴ・スピーカーの教員が担当する Intensive English Program 科目の履修も推奨します。本プログラムの科目の履修にあたっては、文学部HPの「文学部での学び」に記載している Intensive English Program の概要を確認のうえ、各クラスのシラバスを参照してください。

何が学べるか

英米文学系と英語学系に大別される2つの領域には、それぞれ多様な専門分野が含まれます。専修の概要に示した幅広い研究オプションの中から、自分が興味を抱き、深く考察してみたい専門を選べます。講義科目で幅広い分野に触れて視野を広げるとともに、少人数制のゼミで自分の問題関心を深めていきましょう。

卒業論文のテーマ

  • The Wind in the Willows and Winnie the Pooh: Satire and Humanity in Animal Fantasy
  • 『ハウルの動く城』論―原作と映画の比較研究
  • 『フランケンシュタイン』論―重層的な語りを中心に
  • 『ホビットの冒険』における「妖精物語」の力
  • アメリカのノーベル文学賞作家ジョン・スタインベックの『二十日鼠と人間』とその2つの映画化作品
  • 古典アメリカ映画『12人の怒れる男』の物語構造:全知の視点ショットの意義と観客の代理人の役割
  • Shifting Representations of Women Through the Tale of Cinderella: From Charles Perrault to Rebecca Solnit`s Cinderella Liberator
  • 吉本ばなな著『キッチン』英語版の「誤訳」から読み解く日本語と英語の相違点
  • 原文の文体を翻訳に残せるか:オスカー・ワイルド著The Happy Princeとその和訳
  • 動詞不変化詞構文におけるburn upとburn downの分析
  • イギリスのポップソングにおけるアメリカ英語の発音
  • クラッカーの商品名における音声学的特徴の分析
  • 『鬼滅の刃』におけるポライトネス