関西大学 文学部

教員紹介

教育文化専修

  • 赤尾 勝己教授 Katsumi Akao

    • 教育内容

      本学では、図書館司書、博物館学芸員、社会教育主事の資格取得のための必修科目である「生涯学習概論(一)」と、社会教育主事(社会教育士)の資格取得のための「生涯学習支援論」「社会教育経営論」、教育文化専修の専門科目「生涯学習論」を担当しています。

    • 研究テーマ、概要説明

      生涯学習に関する理論的な研究をしています。この領域は、教育学だけでなく、心理学や社会学も絡む学際的な研究が進んでいます。最近では、「学習社会学」という学問の立ち上げを考えています。そのために教育文化専修の先生方と手を携えながら共同研究をしています。これは2017年3月に『学習社会学の構想』という書物に結実しました。日々、外国の学術文献と格闘する生活を送っています。

    • ひとこと

      人間は生まれる時も死にゆく時も一人、一度しかない人生を存分に学習しながらともに大きく生きよう。

  • 柴田 一教授 Hajime Shibata

    • 教育内容

      「教育のデジタル化」による「生き抜く力」の養成をしています。問題を発見し、その解決策を創造し、ICTを利用して他者を説得することや、情報がもつ本質を理解し、デジタル社会の倫理的規範を身に付けることや、すべての大学生・高校生が習得すべきとされている、データを活用し価値を創造する(データサイエンス)ことを教えています。

    • 研究テーマ、概要説明

      教育内容に記載したデータサイエンスが研究テーマです。ビッグデータをデータマイニング(人間では気付かない法則性をコンピュータで探ること)により、気象・病気・犯罪等の未来予測がされています。同様の手法を人文学で扱う文字データに適用すると、例えば、読点の打ち方の癖で、作者判定や執筆時期の推測ができます。また、小林一茶、与謝蕪村、松尾芭蕉の俳句を機械学習させることで人工知能に俳風の判別をさせたりしています。

    • ひとこと

      人生で若さと時間に最も恵まれた今しかできないことを見つけて一生懸命チャレンジしてください。

  • 多賀 太教授 Futoshi Taga

    • 教育内容

      教育社会学をベースとして、子ども・家族・仕事に関する社会学、ジェンダー論の視点もふまえながら、人間のライフコースを教育の視点から幅広く考察します。子どもを大人との関係でとらえ、教育を経済や政治との関係でとらえるなど、物事を関係性やシステムとして理解する視点を重視しています。

    • 研究テーマ、概要説明

      教育社会学と並ぶ私の研究のもう1つの柱がジェンダー論です。海外の男性性(男らしさ)研究の動向を学びながら、日本の男性に関する研究成果を海外へ向けて発表しています。現在は特に明治期から平成期までの家庭教育の変遷を文化的再生産とジェンダーの視点から読み解く研究に力を入れています。著書に『男子問題の時代?』(2016)、『揺らぐサラリーマン生活』(2011)など。

    • ひとこと

      論理的な思考と多角的な視点の調和が、激動の社会を生きる力になります。

  • 田中 潤一教授 Junichi Tanaka

    • 教育内容

      西洋や日本の教育哲学の思想や歴史を講義します。単に哲学の知識を学ぶだけでなく、教育の諸概念について学生のみなさん自身で思考できる力を養います。現在のさまざまな教育問題を、自分の思考力で批判的に考察できるようになることを目標としています。

    • 研究テーマ、概要説明

      私の研究課題は、(1)知識・論理の生成と習得、(2)道徳性育成の2つです。(1)これまで日本の哲学者・西田幾多郎の哲学を、知識生成・知識習得の視座から研究してきました。ここ数年は、ドイツの解釈学の哲学者ディルタイやハンス・リップスの解釈学的論理学を研究し、論理や知識が生成するプロセスを探究しています。(2)道徳性育成について、単に道徳的価値の伝達にとどまらず、どのように一人ひとりの個人が独自性や違いを保持しつつ共同体を築くかを探求しています。

    • ひとこと

      大学での学びを通して、学術的な楽しみを堪能してください。

  • 広瀬 義徳教授 Yoshinori Hirose

    • 教育内容

      子どもの教育や生活に法がどのように関連しているのか、あるいは、学校の教育活動はどのような行政的・制度的条件がある中で成立しているのかなど、学校や家庭の教育を考えるとき普段私たちがあまり意識しないでいる環境的側面に積極的に目を向けることで、教育という営みが、社会的に構成されている事実とその意味をしっかり考えられるように工夫しています。

    • 研究テーマ、概要説明

      これまで、子どもの学習権の理論研究や外国籍者を含めた教員の任用・人事・管理等の行政・制度研究に取り組んできました。現在は、グローバル化と市場的な統治性の下で、今の学校・教員に過剰な機能や役割が期待される状況とその制度的・構造的な背景に関心を寄せています。編著書に『揺らぐ主体/問われる社会』(2013)、『自立へ追い立てられる社会』(2020)など。

    • ひとこと

      制度の中で、制度から自由に生きることは可能でしょうか?

  • 村上 泰子教授 Yasuko Murakami

    • 教育内容

      公共図書館、大学図書館、学校図書館など、多くの図書館は社会における重要な教育機関の一つと位置づけられています。電子書籍をはじめとし、デジタル情報のあふれる社会や大学、学校において、教育機関としての図書館が果たす役割について理解を深め、課題を探ります。

    • 研究テーマ、概要説明

      現今の電子環境下で公共図書館や大学図書館、学校図書館、国立図書館は多くの可能性を秘めるとともに課題も山積しています。これまで、教育の情報化や学習指導要領の改訂が学校図書館に及ぼす影響、電子書籍や電子ジャーナルの活用と課題、役立つ情報をより迅速かつ的確に提供するツールとしての目録や分類のあり方など、広く研究を進めてきました。また、各種の図書館を支えるとともに、幅広く社会で活躍が期待できる情報専門職の養成に努め、その在り方について検討を続けています。

    • ひとこと

      図書館の魅力に触れ、その可能性をともに探求してみませんか。

  • 本村 康哲教授 Yasunori Motomura

    • 教育内容

      コンピュータの基本原理、プログラミング、画像処理、ビデオ編集、パソコンを利用した論文の書き方、初等教育におけるICT利用などを担当しています。ゼミでは、社会的課題解決のためのICT利用について探求します。

    • 研究テーマ、概要説明

      学習者の行動観察から得られるデータをもとに、ICTを利用した学習モデルと学習支援システムについて取り組んでいます。また、ライティング教育における相互評価について研究しています。

    • ひとこと

      この世界をよく観察して、いろんなことに興味を持ち、失敗しながら繰り返し試してみましょう。

  • 山ノ内 裕子教授 Yuko Yamanouchi

    • 教育内容

      教育をフィールドとして人類学的な視点と手法で学ぶ教育人類学が私の専門分野です。フィールドワークの方法に加え、文化やアイデンティティについて、さらには異文化理解や多文化共生について講義をしています。

    • 研究テーマ、概要説明

      日系ブラジル人が、日本とブラジルという二つの国境を越えて構築するトランスナショナルなエスニック・コミュニティと、移民たちの文化的実践に関心があります。ブラジルには約140万人の日系人が、そして日本には約20万人のブラジル人が生活していますが、移動の経験のなか、日系ブラジル人たちが、自らの文化やアイデンティティについてどのように語るのか、研究を進めています。

    • ひとこと

      学校や教育についての「当たり前」を解きほぐすことこそ、教育文化研究の醍醐味です。

  • 若槻 健教授 Ken Wakatsuki

    • 教育内容

      主に学校教育をテーマとしますが、学校教育を子どもと教師との間のミクロな関係に還元するのではなく、教育の場の持つ文化、家族、社会的背景等、メゾ及びマクロレベルでの視点から捉えることを大切にしていきます。

    • 研究テーマ、概要説明

      人権教育を基盤に、様々な立場の子どもたちが成長し、社会に係わっていくための力を付けるための授業づくり、学校づくり、地域づくりを研究しています。その鍵となるのが「市民性教育」と「学力格差の縮小をめざす学校づくり」です。著書に『未来を切り拓く市民性教育』(2014)、共編著に『学力格差に向き合う学校』(2019)、『「つながり」を生かした学校づくり』(2017)など

    • ひとこと

      大学生になってできるいくつもの「ゆるい」つながりを大切にしてほしいです。

  • 渡邊 智山教授 Toshitaka Watanabe

    • 教育内容

      情報を探し出す方法(情報検索)、問題解決のための情報活用、図書館をベースにした企画立案を中心に、図書館情報学を教えています。特に、専門的なデータベースを利用した情報検索の手法は、企業の情報部門や図書館でのコンサルティング業務に役立つ知識であり、「人を支援する」ための基礎でもあるため、自身の教育理念の「核」として位置づけて、「情報リテラシー教育」œを実践しています。

    • 研究テーマ、概要説明

      「知」の象徴である図書館(学校図書館を含む)がどのような役割を果たすのか、また、人々に必要とされる図書館を作り上げるにはどうすればよいのか、自身のNPOの活動を通じて図書館のあり方を考えています。また、哲学的なテーマでもある「情報とは何か」、教育現場で学ぶべき「情報リテラシー」とは何か、情報が現代社会にもたらす「障害」とは何かについても研究しています。

    • ひとこと

      「誰かのために」自身の学びを活用できる大人になってください。共に学び合いたいです。