関西大学 文学部

教員紹介

ヨーロッパ文化専修

フランス言語文化

  • 大久保 朝憲教授 Tomonori Okubo
    • 教育内容

      フランス語文法の基本的な知識を整理し、そこからフランス語そのものを研究対象とし、言語学の方法論でフランス語を分析する方法を考えます。具体的には、日本語との対照・言語とジェンダーの問題・フランス語の語法研究の実際など。

    • 研究テーマ、概要説明

      フランス語や言語一般のさまざまな現象を研究しています。フランス語のこまかな語法分析にも関心がありますが、言語の実際の使用によって、発話のレベルで生じる効果、特にアイロニー(皮肉)や婉曲語法など、ことばの意味が文字通りではないしかたでつたわる表現の意味伝達のメカニズムがどうなっているのかといったことを中心に、フランスの論証主義の言語理論をもちいた研究をしています。

    • ひとこと

      常識に疑問をもち、自由な思考で世界をひろげる。

  • 友谷 知己教授 Tomoki Tomotani
    • 教育内容

      18世紀までのフランス文学、特に古典的な詩・小説・戯曲の、理論と実作両面からの検討・解釈の手法を教えています。またフランス古典文学をより良く理解するため、ギリシア・ラテンの文芸の基礎も学んでもらいます。

    • 研究テーマ、概要説明

      フランス17世紀の古典主義文学、中でも古典悲劇を研究の中心としています。これまでは特に、古典劇の精華ともいわれるラシーヌ演劇における、登場人物の悲劇的造形術について検討し、アリストテレス詩学や同時代の先行作品を参照しながら、ラシーヌの両義的な劇作術の解明に努めてきました。最近では、16世紀末から17世紀前半に濫発された残酷なバロック劇の奔放なドラマツルギーを整理し、古典主義成立の過程をより明確化したいと考えています。

    • ひとこと

      二十一の夏、生まれて初めてパリに行き、以来フランス馬鹿生活数十年。合掌。

  • リコ-ヨコヤマ アドリアナ教授 Adriana Rico-Yokoyama
    • 教育内容

      今日のフランス社会が抱える主要な問題を、歴史的・文化的な変化を見ながら、フランス理解を深める。この作業は同時に、日本の社会・文化を見直し、日本について考える新しい視点を探る試みとなる。

    • 研究テーマ、概要説明

      専門は現代フランスの社会・政治・文化状況における言説分析。これまでの研究:①日仏の代表的な新聞の言説分析、②現代フランスにおける宗教イメージの変遷:改宗の発言を通して、③ドイツ占領下のフランスに対する戦後世代の視点の変遷:レジスタンスの英雄イメージ、ドイツ協力者のイメージの変遷。④現在は別の二つの領域、フランスにおける動物のイメージの変遷(動物が受ける苦痛、虐待、動物の権利、等)、又フランスにおける社会階級分析に取り組んでいる。

    • ひとこと

      現在を理解するためには過去とその現在へのつながりを理解することが重要です。

  • 塚島 真実准教授 Mami Tsukashima
    • 教育内容

      19世紀以降のフランス語圏で生み出された文学作品を読み解いていきます。作品が生み出された歴史的背景や、相互に影響を及ぼした他の芸術作品にも目を配り、広い視野から作品世界の考察を深めていきます。

    • 研究テーマ、概要説明

      19世紀のフランス詩を研究しています。19世紀のフランスでは民衆文化が花開き、科学技術が目覚ましい発展を遂げました。その一方で政治的動乱が続き、伝統的な価値観が崩れていく中で、人々が精神のよりどころを必死に模索した時代でもありました。そうした時代に刻まれた言葉について思索をめぐらし、作者の生きた時空間へと深く分け入っていくことは、自分が生きる世界と言葉の関係を絶えず問い直す作業でもあります。

    • ひとこと

      遠く離れた時空間から放たれた言葉は、新しい世界の扉を開いてくれます。いざ、文学の旅へ!

ドイツ言語文化

  • 工藤 康弘教授 Yasuhiro Kudo
    • 教育内容

      専門である「ドイツ語学」の知識を生かし、英語や日本語と比較しながらドイツ語のしくみをわかりやすく解説しています。1年生にはドイツ語習得のこつを、2年次以上にはドイツ語を読み、話す楽しさを伝えています。

    • 研究テーマ、概要説明

      14〜17世紀のドイツ語を分析しながら、中世から現代へ至るドイツ語の歴史的変化を追っています。「〜したい」の意味で今日多用される助動詞möchteは、本来「〜できる」を意味するmögenから派生しました。他の助動詞と関連させながら、その発展過程を明らかにしたいと考えています。また英語の仮定法に比べてまだ多くの機能を残している接続法の歴史的変遷も興味深いです。さらにライフワークとして、14〜17世紀のドイツ語辞典を執筆中です。

    • ひとこと

      私の仕事は学生のみなさんから「ドイツ語は難しい」という妄想を一掃することです。

  • ローベルト・F.ヴィットカンプ教授 Robert F. Wittkamp
    • 教育内容

      学部の授業は、一般的にドイツの実情・文化・社会というテーマを扱い、大学院では、文化論的文学研究、文学・メディア研究の分析、方法、理論などというテーマに集中して行います。

    • 研究テーマ、概要説明

      古典文学、文化的記憶(文学や他のメディアにおける文化的記憶)、メディア論、物語論(ナラトロジー)、テレビの連ドラ(ホームドラマや刑事もの、独日比較など)、トランス・インターメディア的物語(たとえば文学の漫画化や映画化、絵巻物やメルヘンの印刷物におけるテキストと挿絵の相関性など)。

    • ひとこと

      授業はドイツ語を使いながら日本語で行っています。気軽にドイツ語を話そう。

  • 林 英哉准教授 Hideya Hayashi
    • 教育内容

      ドイツ語テクストの分析に必要なドイツ語力を身につけます。また、文学研究の方法論を学ぶことを通じて学問的なリテラシーを鍛えます。卒論では、就職してからも役立つ批判的思考や発想力、文章執筆力を養います。

    • 研究テーマ、概要説明

      18世紀以降の近現代ドイツ文学を専門としています。特にヘルダーリンなどの詩のほか、文学でどのように障害が描かれているかについて研究しています。哲学や思想、社会、歴史的背景に結びつけた解釈や、一語一語の意味や機能にこだわった解釈など、多様なアプローチで文学を読んでいます。加えて翻訳活動も行っており、ドイツの社会学者レクヴィッツの翻訳などを手がけています。

    • ひとこと

      文学研究のテーマは無限大です。自分の興味のあることを突き詰めましょう。