専修紹介

表象文化専修

専修の概要

世界には、人々が自分たちの考えや想いを「あらわす」ために生みだされてきたものであふれています。たとえば絵画、彫刻、映画、音楽、メルヘン、ゲーム、テーマパーク、水族館、食など――表象文化専修ではこうしたものすべてを「表象文化」ととらえ、美術史、映画研究、メディア論、文化史、文化人類学など多彩な専門の教員とともに、さまざまな表象がいかにして生まれ、また私たちの生活とどのように関わっているのかを学びます。
本専修には美術史領域、映像文化領域、文化共生学領域の3領域があります。美術史領域では、絵画や彫刻をはじめとする多様な造形芸術の歴史と理論を研究します。映像文化領域では、映画研究を一つの軸に、より広範な映像メディアに関する研究をもう一つの軸とし、両者を横断的に学びます。文化共生学領域では、日本や世界各地の多様な文化の比較研究を通じて「共生」のあり方を探究します。
これら3つの領域には重なり合う部分も多くありますので、学生は複数のディシプリン(学問分野)を掛け合わせ、領域横断的に幅広く学習を進めつつ、次第に特定の領域を深く掘り下げていくことになります。

何が学べるか

本専修では、美術史や映画研究を学び、絵画・彫刻・デザイン・写真・映像などの幅広い芸術表現を読み解く力を養います。また、文化史・文化人類学・視覚文化論・メディア論などの立場から、芸術作品だけでなく、メルヘン・民俗音楽・食文化などの伝承文化、広告・アニメ・マンガなどのポピュラーカルチャー、テーマパーク・ビデオゲーム・ソーシャルメディアなどのメディア的表現も学ぶことができます。たくさんの文化的表現に触れ、私たちの社会の中にある文化の多様性への理解を深めましょう。

卒業論文のテーマ

  • J・M・W・ターナーが理想とした⾵景画について
  • 小磯良平はなぜ作品に意味を含ませないのか?
  • フランシス・ベーコンの身体表現──シュルレアリスムとの関連から
  • 映画の中のベトナム帰還兵の姿
  • 聾者と聴者、物語と実社会を繋ぐ架け橋──『コーダ あいのうた』(2021)
  • バーチャル YouTuber 論──虚構の身体を消費する
  • 現代の沖縄における宗教的職能者ユタの処世術──禁圧からの解放と新たな生活実践
  • 異文化接触による地域アイデンティティの形成と文化共生──ご当地グルメ「宇都宮餃子」を事例として
  • アイドルは実在するのか──再構築される美少女たち
  • ※以上はすべて、表象文化専修の母体となった芸術学美術史専修(美術史分野)、映像文化専修、文化共生学専修における卒業論文のテーマです。