専修紹介
哲学専修
専修の概要
哲学(philosophia ギリシア語)とは、sophia(知)をphilo(あこがれ、求める)すること。まさにソクラテスがそうしたように、「自分はほんとうは何も知っていないのだ」という自覚から出発し、ふだんあたりまえだと思われていることをあらためて根本から考え直す学問です。すると、「今まで自分がどうして、そう考えていたのか」がみえてくる。「自分がどういう者であるか」がみえてくる。自分の問題を発見し、それに自分なりの答えを出そうとする人たちのトレーニングの場――それが哲学専修です。
哲学専修では、四つの学問分野、哲学、倫理学、宗教学、芸術学を学ぶことができます。「真理とはどういうことか」「真に存在しているものは何だろうか」といった哲学の問い、「多様な価値観の人びとが共生してゆくにはどうしたらよいか」「人間が尊重されるべきなのはなぜか」といった倫理学の問い、「なぜ、人間は神や仏を考えてしまうのか」「異文化理解の鍵は宗教にあるのでは」といった宗教学の問い、「芸術とは何か」「なぜ、私たちは虚構に惹かれるのか」といった芸術学の問い――どんな問いでも、人間の根本にふれる問いを立てると、ほら、そこは広々とした哲学の思索の世界です。
何が学べるか
古代・中世から近代・現代にいたるまでの西洋の哲学・倫理学の理論、宗教一般に関する知識と仏教・キリスト教・イスラーム教等の諸宗教の知識、日本思想、古代ギリシアはたまた現代の芸術理論といった、各分野の基礎となる古典的な内容を学ぶとともに、下記の卒業論文にもみられるように、身近な話題を糸口に考えを広げるのも哲学専修の学びです。
卒業論文のテーマ
- 2026年開設の哲学専修にはまだ卒業生がおりませんが、その前身、哲学倫理学専修、比較宗教学専修、芸術学美術史専修の芸術学では、次のような卒業論文が書かれています。
- 自分が考える他者、他者が考える自己
- ロボットは心を持てるか
- カント倫理学における人格と人間性
- 食への感謝の心を取り戻すために――現代日本における現状と課題
- 魔除けと境界
- 神話作用~もののけ姫からのメッセージ
- ヒップホップ文化におけるバンクシーの位置
- デ・キリコの舞台性と「第四の壁」について