文学部の概要
学部概要
「人文学」という森の探検 幅広く、奥深く学ぶ
関西大学文学部は、言語と文学、思想と文化、歴史と地理、教育と心理といった多様な切り口から、「人文学」という深い知の森に分け入り、これまでの人類の営為や人間社会の有り様を学び、検討し、捉え直すことを通じて、新しい時代を切り拓き、新しい価値を創造する人材を育てることを目指しています。
そうした人材育成のため、文学部では次のふたつのことを重視しています。すなわち、1「幅広い教養」を得た後に、それを土台とした、2「深い専門性」を身に付ける、ということです。言い換えれば文学部生には、1オールラウンダー的な要素(色んなことについて語れる・興味があること)と、2スペシャリスト的な要素(好きなことがとことん好き・詳しいこと)の、両面を獲得して欲しいのです。
方向性を考えるゆとり 1年かけてじっくり選ぶ
文学部のすべての新入生は、まず総合人文学科という「学科」に一括入学します。学科の下位区分として「専修」が12ありますが、1年次生の段階では、そのいずれにも所属しません。入学後の1年間は、12専修が提供する入門講義「学びの扉」・入門ゼミ「知へのパスポート」といった初年次生向けの科目を受講し、自己の適性、自分に向いている専門分野をじっくりと見定めます。
文学部の12専修は、その研究テーマも研究対象も研究方法も、またほぼ100名の教員の研究姿勢も、実に多種多様です。そうした多彩な学問の姿を、文学部生は1年かけて体験し、ゆとりをもって自己の方向性を見極めたうえで、希望専修に進むことになります。
※2026年度入学生より芸術学美術史専修(美学分野)と哲学倫理学専修を「哲学専修」に、世界史専修と地理学・地域環境学専修を「世界史・地理学専修」に、芸術学美術史専修(美術史分野)と映像文化専修と文化共生学専修を「表象文化専修」に専修再編したため12専修となりました。
20,000字の卒業論文 4年間の学習成果を形にする
2年次生からは、所属専修の中心的な科目である「専修研究」・「専修ゼミ」を受講し、専門性に磨きをかけていきます。「専修研究」とは専門性の高い内容の講義科目、「専修ゼミ」とは受講生が発表やディスカッションをする少人数制の演習科目です。このように同一専修の仲間たちと切磋琢磨しつつ、さらに文学部生は、自らの関心に応じて、各専修の様々な専門分野を講じる「専修関連科目」や、専修の枠を超えた分野に関する「総合人文学科目」などを履修し、自己の研究テーマを中心とする、知識の有機的な体系化を図ることができます。
こうして、「幅広い教養」と「深い専門性」を身に付けた文学部生は、ゼミの指導教員のアドバイスも受けながら、4年間の学習の集大成として約20,000字の卒業論文を執筆します。1年次生にとっては、20,000字も何を書くことがあるのだろうかと思えるかも知れませんが、心配は要りません。人文学の森の中には、汲めども尽きぬお宝が、たくさん埋まっているのです。
