関西大学 文学部

専修紹介

地理学・地域環境学専修

専修の概要

人文・自然両方にまたがる、日本や世界の諸地域を対象とした地理学の多様で総合的な分野を、しっかりした分析技術や手法とともに学ぶことのできる専修です。従来の多彩な地理学の内容に加え、日常の暮らしに関連の深い地域の環境の仕組みやその実践について幅広く学ぶ地域環境学にわかれています。エクスカーション(野外での臨地見学)や4泊5日の日本各地での実習調査(3年次)など、人との触れあいや見知らぬ世界との出会いがいっぱいある専修です。外国人留学生や海外からの研究者訪問なども多く、インターナショナルな雰囲気もあります。
卒業後は、特技を活かして、金融、小売業、旅行・運輸、製造業、シンクタンクやコンサルタント・地図関係の会社、市役所・町役場、教職(中高等学校)、博物館などに就職しています。また、柔軟に地域を見る視点を活かして、一般企業でも多方面で卒業生が活躍しており、大学院に進学して、さらに高度な研究や大学等の研究専門職、教員(専修免許がとれる)に挑戦する人、海外でのフィルドワークをする人や、卒業後に海外青年協力隊で3年以上海外に暮らした卒業生(タイ・エルサルバドル)もいます。詳しくは、専修のホームページをご覧下さい。

何が学べるか

フィールドワークや実習を重視したカリキュラムが展開されています。演習科目で地理学の学問的基礎を養成し、実習科目では統計分析やフィールドワークなどの実践力を養成します。また、地理情報システムについて学ぶことができます。その他では、地理学に関連する講義から様々な知識を得ることができます。教員免許、地域調査士といった資格も取得可能です。

卒業論文のテーマ

  • キャベツの「生食」習慣の定着―近代日本における食生活の変容の一例として―
  • 山城茶業の近年の展開と宇治茶の新たな風景の形成―和束町を中心に―
  • 地域おこし協力隊による棚田保全事業―和歌山県紀美野町中田の棚田を事例に―
  • エスカレーターからみる東西の歩行習慣の実態―三重県内の近鉄電車を事例に―
  • GISを用いた城下町の空間分析―津城下町と事例として―
  • バンクーバーにおける移民と居住構造―エスニックコミュニティの形成―
  • 甲子園における土地利用の変遷
  • 災害伝承の教訓とその現在―大阪市を事例に―
  • 通勤・購買行動からみた京阪神大都市圏の都市間結合
  • 飲料自動販売機のジオマーケティング研究―阪急千里線沿いを事例に―