文学部の概要

教育方針

入学者受入方針
(アドミッション・ポリシー)

文学部では、学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)及び教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)に基づく教育を受けるために必要な、次に掲げる知識・技能、思考力・判断力・表現力等の能力及び主体的な態度を備えた人を求めます。

  1. 1 高等学校等での教育課程で求められる基礎的な学力を有している。具体的には、次のような学力を身につけていることを推奨する。
    • (1) 文章を的確に理解する読解力と、自己の考えを明確に述べるのに十分な語彙力・表現力(国語・外国語)、
    • (2) 日本を含めた現代世界の情勢とその歴史的・地理的背景に関する基礎的事項(地歴・公民)知識、
    • (3) 基礎的な数学的思考や自然科学的説明様式への理解力(数学・理科)
  2. 2 自己を表現し他者を理解するために必要な基本的言語運用能力を備えている。
  3. 3 人間の文化的営みに対する関心と感性を持ち、主体的に探求する姿勢を有している。
教育課程の編成方針
(カリキュラム・ポリシー)

文学部では、学位授与の方針に掲げる知識・技能、思考力・判断力・表現力等の能力、主体的な態度の修得を実現するために、以下の方針にしたがって、教養教育、専門教育の科目を体系的に編成します。
1 教育内容

  1. (1)教養教育
    • ア 人間・社会・自然・国際等の各領域にまたがる幅広い教養を身につけ、人類の知的営みのなかで自らの学びを位置づけられるように、多様な共通教養科目を配置する。
    • イ 異文化を理解し、異なる文化的背景を持つ人々とのコミュニケーション手段としての外国語運用能力の修得をはかるために、複数の外国語科目を配置する。
    • ウ 自らを取り巻く日常を客観的に捉え、生涯を通じて学び続ける姿勢を養うために、特色ある教養教育科目群を配置する。
  2. (2)専門教育
    • ア 人文学各分野の多様性と特性を理解し、大学での学びの技法を身につけるために初年次導入科目を設置する。
    • イ 選択した専門分野の知識を体系的に身につけ、自ら課題を発見し解決する力を養成するために、講義・演習・実習等の必修科目を適切に組み合わせて設置する。
    • ウ 人文学の総合性を俯瞰するとともに、専門性と学際性を深めるための多様な選択科目を設置する。
    • エ 他者とのコミュニケーション能力の伸張を目指して独自の外国語科目を設置する。
    • オ 上記科目には、少人数教育の環境を活かした体験学習的要素を適切に取り入れる。

2 教育評価

  1. (1) 1年次秋学期開始時及び2・3・4年次春学期開始時に前学期までの学修状況を確認し、修得単位数・GPA等の基準に照らして適切な個別指導を行う。
  2. (2) 4年間の学修成果の集大成として卒業論文の作成を必修とし、口頭試問を含めて合否を決定する。
学位授与の方針
(ディプロマ・ポリシー)

文学部では、人文学各分野の専門性とそれを俯瞰する総合性を兼ね備えた21世紀型市民の育成をめざします。この目的を具現化した人材として、以下の能力を身につけた者に対して学士(文学)の学位を授与します。

  1. 1 (知識・技能)
    現代の知的営みの一環である人文学に対する幅広い理解に基づき、専門分野の知識を体系的に述べることができる。
  2. 2 (思考力・判断力・表現力等の能力)
    「考動力」を発揮して、自ら課題を発見し、人文学の知見と方法に照らして多角的に探求し、思考の過程を的確に表現することができる。
  3. 3 (主体的な態度)
    社会や文化の多様性を把握し、他者とのコミュニケーションのなかで自己を自律的に確立していくことができる。