文学部ダイバーシティ推進宣言

文学部ダイバーシティ推進宣言

2016年に策定された「Kandai Vision 150」では「多様性の時代を、関西大学はいかに生き抜き、先導すべきか」というテーマのもとに多様性を重視した組織体制の構築が目標とされました。「多様性の時代」を「生き抜き、先導する」ためには、多様性とは何か、なぜ多様性の尊重が重要なのか、ということについての前提を共有する必要があります。文学部では、個々の学生や教職員の持つさまざまな個性や価値観などを尊重することが多様な学園を築いていく重要な基盤となると考えます。同時に、多様性を尊重することが人権の尊重や機会平等の保障と表裏一体であることを重視します。わたしたちは、そのような多様な個性が自由に安心して発揮されうる環境を整備することが、「多様性の時代」を生き抜く力の涵養に直結すると確信しています。
そこで、文学部はダイバーシティ(多様性)の深化と推進について独自の宣言を策定し、インクルーシブ(包摂的)な教育・研究・就労環境を作り上げるための指針とします。


一 人種、民族、国籍、性別、性的指向・性自認、宗教、信条、出自、文化、障がい、年齢、学歴・経歴、健康状態、病歴 、家庭環境などの多様な背景を持つ学生、教職員が相互に尊重しあいながら安心して学び、研究し、働くことのできる環境を整備します。
二 人 と違うことや少数者であることを理由とするものを含む、あらゆる 差別を許容しません。
三 文学部に関係するすべての学生・教職員の個性が尊重されるなかで問題や衝突が生じた場合は民主的な熟議を通じて解決するように努めます。
四 文学部ダイバーシティ推進宣言を継承すべく、ダイバーシティを啓発・推進するための機会を設けます。

以上