関西大学 文学部

教員紹介

比較宗教学専修

  • 井上 克人教授 Katsuhito Inoue

    • 教育内容

      広く豊かな宗教学的知見にも留意しながら、人間存在における生と死の問題、罪悪の問題など、自己の今・ここに生きる実存の問題に真正面から主体的に取り組む姿勢を養い、事柄に即した仕方で宗教哲学的に究明していく方法を探ります。

    • 研究テーマ、概要説明

      道元禅、西田幾多郎の哲学、そしてハイデガーの存在論に通底する「超越の次元」を、宗教哲学的に解明することが主な研究テーマである。詳しく言えば、道元禅の特質は「道は無窮なり」という言葉が示すように、どこまでも人知で以ってしては測り知れない幽邃な仏法の真只中での修行を強調したことであり、真実在を「純粋経験」にもとめていた西田が晩年になると「逆対応」、すなわち「超越的内在」の論理を強調したこと、そしてハイデガーの存在の思索が〈秘匿性〉をその特質としてもっていることに留意しながら、3人の哲学を衝き合わせて究明している。

    • ひとこと

      自分を見つめ自分がとりくむ問題を探ろう。

  • 小田 淑子教授 Yoshiko Oda

    • 教育内容

      日本人は宗教嫌いで、宗教のことを話すことさえ嫌う。だが、この態度は世界では通用しない。宗教史にそって世界の諸宗教を概観し、日本の宗教事情にも触れながら、グローバル時代に必要な宗教の知識を教える。

    • 研究テーマ、概要説明

      シャリーアという独特の法体系を発展させたイスラームの宗教性を、仏教やキリスト教と比較しつつ考察してきた。イスラームの視点から日本の諸宗教を考えることも試みている。宗教の多様性と多面性を説明しようとする宗教学という学問の方法論も研究対象で、宗教と社会や政治の関係、近代化と宗教といったテーマにも関心をもっている。

    • ひとこと

      本を読み、考える楽しさを学生時代に経験してほしい。

  • 宮本 要太郎教授 Yotaro Miyamoto

    • 教育内容

      比較宗教学の方法論に基づいて日本の宗教伝統(神道や仏教だけでなく新宗教や民俗宗教を含む)や世界の諸宗教についての基本的知識を身につけるとともに、フィールドワークなどを通じて現代社会における宗教の在り様を学びます。

    • 研究テーマ、概要説明

      ①聖伝研究:新宗教の教祖伝などの分析を通して、救済論的な物語が聖なる人間を創出するプロセスおよびその宗教学的意味を解釈します。②宗教者の社会活動に関する研究:「無縁社会」化が進む現代日本社会において、宗教者がどのような役割を果たしうるのかについて、できるだけ宗教者による社会活動の現場に即しながら考察します。③民衆宗教研究:日本を中心に、民衆によって担われる宗教運動について、その歴史と構造を理解します。

    • ひとこと

      知る喜びと考える楽しみを与えてくれる、そんな問いを探してみよう。

  • 酒井 真道准教授 Masamichi Sakai

    • 教育内容

      宗教学は、様々な角度から、様々な手法を用いて、宗教の核心である「聖なるもの」に迫る学問です。講義・教育の場では、宗教学の様々なものの見方を教授することを通じて、受講者に複眼的視点を身につけてもらうことを目標としています。

    • 研究テーマ、概要説明

      専門は仏教学・印度哲学です。宗教を考える上で特に興味をもっているのは、宗教と理性の関係です。往々にして宗教は理性を超えたものと理解されますが、中世インドの仏教徒たちは、理性的な考察や論理的な吟味に耐えうる教えこそが正しい宗教であると解しました。宗教学が取る多様なアプローチの中で私は文献学の立場に立っています。彼らが残した著作原典を読解しながら、彼らの考えた宗教と理性の関係を解明するのが私の大きな研究テーマです。

    • ひとこと

      大学でたくさんの人と出会い、たくさんのものの見方を学び、世界の多様性を楽しんでください。