KANDAI
TOPICS日常の出来事

千里山キャンパスで6月25日、本学客員教授でフリージャーナリストの池上彰氏による特別講演を開催しました。会場には多くの学生や教職員が集まり、池上氏の登壇を心待ちにする期待感に包まれました。
講演テーマは「国際情報を理解するために」。池上氏は、現代の国際情勢を読み解くための視点について、豊富な知識と経験をもとに、具体例を交えながら分かりやすく解説しました。その親しみやすい語り口と、複雑な事柄を丁寧に紐解く説明に、受講者は次第に引き込まれていきました。
講演で池上氏は、アメリカの政治動向や中東情勢をはじめ、世界の出来事が日本の経済や日常生活と密接に関わっていることに言及。また、アメリカ社会における地域間格差や雇用問題、薬物問題などが、政治的対立や社会の分断の背景にあることを説明しました。さらに、宗教的価値観が政治や政策判断に与える影響にも触れ、価値観の違いが社会の分断を生み出している現状が示されました。
また、「高校までに学んだ歴史の知識が、現代の国際情勢を理解する上で重要な手がかりになる」と述べ、過去の歴史が現在の国際関係や対立構造の理解につながることが強調されました。さらに、ニュースを受け取る際には一つの視点にとどまらず、複数の情報源を比較しながら考えることの大切さを語り掛けるように伝えました。
講演後の質疑応答では、「歴史の捉え方」「宗教と国際問題の関係」「国際情勢への向き合い方」など、多くの質問が寄せられました。池上氏は一つひとつの質問に真摯に向き合いながら丁寧に答え、受講者は理解を深めました。
最後に池上氏は、「教養力を身につけるためには、大学で"知識を活用する力"を養ってほしい」「これまでに学んできた知識を互いに結び付けて分析するという経験を通して、その運用力を身につけてほしいです」とメッセージを伝えました。
本講演は、国際情勢を単なる情報として受け取るのではなく、その背景や構造を踏まえて主体的に考える姿勢の重要性を学ぶ機会となりました。
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