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TOPICS日常の出来事

5月13日から15日にかけて、明日香村と関西大学の共同企画『「かんだい明日香まほろば講座」2026春の現地特別講座』を実施しました。
本講座は、明日香村を舞台に、飛鳥・藤原地域の歴史や文化について現地で学ぶ2泊3日の講座です。全国各地から参加者が集まり、飛鳥文化研究所での講義をはじめ、「飛鳥・藤原の宮都」を構成する19の構成資産候補をめぐりました。
現在、明日香村を含む飛鳥・藤原地域は、昨年2月に政府からユネスコに登録に「飛鳥・藤原の宮都」の世界文化遺産として推薦されており、今年7月の世界遺産委員会で登録の審議が予定されています。今回、登録に先立ち現地特別講座では、一つひとつの遺跡を個別に見るだけでなく、それぞれの立地や相互の関係性をふまえ、飛鳥・藤原の遺跡群を「点」ではなく「面」として捉えることで日本国が誕生した背景について迫りました。
本講座では、本学大学院文学研究科博士課程を修了し、現在は明日香村教育委員会に所属するとともに、本学非常勤講師で東西学術研究所の客員研究員でもある西光慎治さんが登壇。
西光さんは、遺跡そのものの説明にとどまらず、遺跡が存在する場所の地形や周辺環境に注目し、その地形から歴史を読み解く重要性を説明されました。また、歴史上の出来事だけでなく、飛鳥人が何を感じ、どのような思いで国づくりに邁進していったのかなど、当時の人々の心情にも触れながら解説が進められました。さらに、遺跡発掘時のエピソードも紹介され、参加者は臨場感に浸りながら、考古学の面白さをより身近に感じる機会となりました。
さらに、写真や資料だけでは分かりにくい、遺跡地形の痕跡を辿りながらわかりやすく解説いただきました。参加者は、地形や遺跡同士のつながりを体感し、飛鳥・藤原の歴史を空間として捉える視点を深めました。また、3日間の行程では、参加者が熱心にメモを取ったり、質問をしたりする姿が多く見られ、現地を歩き、専門家の解説を聞きながら考える本講座は、単なる史跡見学ではなく、まさに「大人のゼミ活動」ともいえる時間となりました。
加えて、西光さんは、フィールドワークに出ることの大切さについても言及し、現地に足を運ぶことで初めて見えてくるものがあることを、参加者一人ひとりが実感する機会となりました。
講座終了後には、参加者から「現地講座ならではの醍醐味を味わえた」、「世界遺産登録前に、発掘された先生に直に現在進行形の歴史、世界遺産登録の話が聞けて贅沢な講座だった」などの好評の声が寄せられました。
なお、2026年10月には第50回「かんだい明日香まほろば講座」を東京で開催する予定です。詳しくは地域連携センターのウェブサイトにて8月上旬頃お知らせいたします。今後も本学では、明日香村との連携を通じて、地域の歴史・文化資源を活かした学びの機会を創出していきます。
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