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第42回 織田作之助賞贈呈式を開催

 本学が実行委員会に加わって毎年開いている第42回織田作之助賞の贈呈式が今月4日、大阪市中央区の綿業会館で開かれました。今年は8年ぶりの2作品同時受賞となり、『ソロ・エコー』(講談社)の島口大樹さんと『百日と無限の夜』(集英社)の谷崎由依さんが選ばれました。また、24歳以下を対象とする青春賞には、短編「なきがら」を執筆した大阪芸術大学生、高橋菜々実さんが選出され、各受賞者に表彰状と副賞が贈られました。

 贈呈式では、選考委員の古川日出男さんが2作品受賞に至った選考経過を説明しました。 島口さんは受賞あいさつで織田作品「世相」に触れながら、「横浜のまちを描いた作品で、織田作之助の冠のある賞をいただいて光栄。苦しまない方がうそだと思うようなことが世界に広がっている。自分に何ができるか模索し、受賞を励みに長く書き続けたい」と話しました。谷崎さんも現在の世界情勢の「怖さ」を語りつつ、「人間は生きていく上で必ず物語を必要とする。物語は時に暴走する。破天荒な作品を応援してくださった皆さんに感謝したい」と述べました。

 青春賞の高橋さんは「さまざまな縁があり、自分が小説を書く人間であることがうれしい。これからも書き続けていきたい」と語りました。

 祝賀会では、芝井敬司・関西大学理事長のあいさつに続き、河田悌一・関西大学名誉教授(織田作之助賞実行委名誉顧問)が乾杯を発声しました。関西在住の作家や書店・出版関係者、文学ファンら約130人が集い、受賞者を祝福するとともに、交流の場を持ちました。
 また、長く青春賞の選考委員を務めた作家の堂垣園江さんが今回を最後に委員を退任することから、ともに選考委員を務めた増田周子文学部教授らから花束が贈られました

 織田作之助賞は大阪市、大阪文学振興会、関西大学、毎日新聞社で構成する実行委員会が主催し、一心寺、オダサク倶楽部、丸善雄松堂が協賛しています。三田文学会が特別協力し、青春賞の受賞作は「三田文学」に掲載されています。

織田作之助賞(毎日新聞社のウェブサイト)

  • 第42回 織田作之助賞贈呈式を開催
  • 第42回 織田作之助賞贈呈式を開催
    織田作之助賞受賞コメントを述べる島口大樹さん
  • 第42回 織田作之助賞贈呈式を開催
    織田作之助賞受賞コメントを述べる谷崎由依さん
  • 第42回 織田作之助賞贈呈式を開催
    織田作之助青春賞を受賞した高橋菜々実さん
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    祝賀会で挨拶する芝井敬司理事長
  • 第42回 織田作之助賞贈呈式を開催
    祝賀会で堂垣園江さんにメッセージを送る
    増田周子教授