関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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穂村弘氏による講演会を開催

 千里山キャンパスで12月25日、文学部の専門科目「国文学作品研究」に、ゲストスピーカーとして穂村弘氏(歌人・エッセイスト)らを迎えました。

 文学部の大島薫教授のコーディネートによる講義の前半では、穂村氏が自作短歌の改作について解説。「『キバ』『キバ』とふたり八重歯をむき出せば花降りかかる髪に背中に」という歌は、当初「"肩"に背中に」と結んでいたとし、「肩と背中は似ているが、"髪"にすると質や色の違いが出ると思いました」と説明しました。また、「贋物の鉄人28号を千切れ鉄人28号」という歌は、もともと「"千切る"鉄人28号」だったといい、「これは改悪じゃないか、と言われたこともあります」と逸話を披露。会場に集まった約200人の受講者は、熱心に聞き入りました。

 後半では、穂村氏が最近読んで「気になっている短歌」を紹介したほか、歌人の荻原裕幸氏、黒瀬珂瀾氏とともに現代短歌の諸相をめぐるパネルディスカッションを実施。ディスカッションでは、荻原氏と黒瀬氏が、穂村氏の歌「終バスにふたりは眠る紫の『降りますランプ』に取り囲まれて」や「ハロー 夜。ハロー 静かな霜柱。ハロー カップヌードルの海老たち。」などを取り上げ、意見を交わしました。穂村氏が作歌時のエピソードを語る場面もあり、会場は大いに盛り上がりました。

 本科目は、日本文化を考察・体験することを教育目標としており、現代短歌を知ることもテーマの一つです。

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