関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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関西大学第一高等学校・第一中学校校舎建替工事 現場見学会を実施しました

 10月30日、本学環境都市工学部建築学科の1年次生約120人を対象に、株式会社竹中工務店の協力のもと関西大学第一高等学校・第一中学校校舎建替工事の現場見学会を実施しました。

 はじめに同社の川嶋宏和総括作業所長による挨拶が行われ、続いて川村智宏作業所所長から、本建替工事プロジェクトの目的、施設計画の概要、構造上の特徴などについて説明がありました。

 その後は2チームに分かれ、座学と現場見学を交互に体験。現場見学では、普段入ることのできない工事現場に足を踏み入ると、学生らは構造や施工の工夫に真剣な眼差しを向けていました。鉄骨工事や安全管理、仮設設備などの確認に加え、作業中の現場をカメラアプリを通じて見ることで完成形を重ね合わせて確認できるiPadが配付され、学生は画面上に映し出される完成イメージを興味深そうに見つめていました。また、事務室の見学を通じて、図面管理や工程調整など現場を支える業務についても理解を深めました。

 現場では、鉄骨工事の進行状況や安全対策、工事用仮設設備の運用方法など、教室では学ぶことのできない実践の知識に触れました。また、竹中工務店の事務室を見学し、現場スタッフの働く環境やバックオフィス業務についても学びました。

 座学コーナーでは、竹中工務店の会社概要や歴史、同社が手がけた代表的な建築物の紹介が行われ、大阪・関西万博の施設や東京タワーなど、学生に馴染みがある建築物なども取り上げられました。また、現場監督の具体的な業務内容や1日の流れに加え、BIMを活用した施工管理についての説明が行われ、建設プロジェクトを支えるデジタル技術について理解を深めました。

 本見学会は、初年次段階で実施工現場に触れる貴重な機会かつ、学修意欲の向上やキャリア意識の醸成につながるものとなりました。本学では、今後も産学連携を通じ、理論と実務を結びつける教育プログラムの充実に努めていきます。

  • 一高工事見学
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