KANDAI
TOPICS日常の出来事

10月23日、千里山・高槻・高槻ミューズ・堺・吹田みらい・北陽・梅田の全てのキャンパスおよび東京センターにて、本学構成員の防災意識や地域防災力の強化を目的とした「関大防災Day2025~広がれ!みんなの安全・安心!~」を実施しました。
「関大防災Day」は、約1万人の学生・教職員、ならびに近隣住民が参加する、地震避難訓練と防災イベントを組み合わせた、本学独自の防災啓発行事です。本行事は2010年に開始し、今年で16回目の開催となりました。当日は、マグニチュード7.6の「上町断層直下地震」が発生し、震度6強以上の揺れが広範囲に及ぶという想定で地震避難訓練を実施。地震発生時の初動対応から電子ツールを用いた安否確認までのシミュレーションを、本学オリジナルの「地震対応マニュアル」等に基づき行いました。さらに、避難訓練だけでなく、地域防災に役立つさまざまな体験型イベントも催されました。
千里山キャンパスでは、避難器具の体験や消火器を使用した初期消火訓練、屋外消火栓を使用した放水訓練を実施。さらに、備蓄倉庫の公開も行い、本学の防災への取り組みを紹介しました。炊き出し訓練では、学内に備蓄している備蓄食を活用し、実際の炊き出しを体験。防災啓発ブースでは、企業・団体による災害対策用品や保存食の紹介をはじめ、併設校・学部・課外活動団体による防災の取り組みについての展示を行い、参加者は防災意識を持つことの重要性を再確認する機会となりました。また、心理相談室主催の特別講演会も行われ、「こころを守る、ちいさな備え~いつかのために、いまできること~」をテーマに、大阪医科薬科大学の川端康雄氏に災害時の心のケアについて講演いただきました。
また、「悠久の庭」では、吹田市消防本部の協力のもと、火災発生時の煙の状況を体験する訓練を実施。日本赤十字社大阪府支部による救命手当体験では、AEDの使用方法を学びました。さらに、非常用階段避難車「キャリダン」の体験では、エレベーターが使用できない状況を想定し、歩行困難者の階段避難をサポートする装置の体験も行われました。一部の訓練・イベントでは学生がスタッフとして参画するなど、学生や教職員、近隣住民を問わず積極的に参加し、災害への意識を高めるとともに、緊急時に適切に対応する力を身につけました。
なお、千里山キャンパス以外のキャンパスでも、様々な訓練を実施。高槻キャンパスでは、地震避難訓練に加え、消火器・消火栓を使用した消火訓練を実施した他、キャンパスへ備蓄している備蓄食を活用し、炊き出し訓練を行いました。
また、高槻ミューズキャンパスでは、併設校と大学が同じキャンパス内にあるため、小学生から大学生が一斉に避難を行う地震避難訓練を実施。
さらに、堺キャンパスでは、地震や津波による被害を想定し、建物の上階へ避難を行う訓練を行いました。
一方で、吹田みらいキャンパスで行われた地震避難訓練では、大学と学生寮が一体であるため、居住と学習の場が近接するキャンパスとして、災害時の安全確保と冷静な対応の重要性を再確認しました。
なお、災害時において通信手段が途絶したと想定し、全てのキャンパスおよび東京センターを対象にキャンパス間通信訓練を実施。被害状況を共有し、円滑に状況報告を行う訓練として、通信機器の使用方法や報告手順の習熟を図りました。
本学は今後も非常事態に備えて、災害時の行動確認や安全確保について理解を深め、防災や減災、災害時の安全・安心づくりへの意識啓発を行うべく、諸活動を展開していきます。
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